伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ウグイス鳴き比べ / いきもの録

2018年05月25日 | 
 毎朝、ウグイスのさえずりを聞きながら、愛犬と散歩している。

 大概、葉っぱの中に隠れているため、なかなか見つけることができない。時に、葉っぱの中を移動する時に、枝が揺れるので、居場所を見つけることができるが、それでも姿を見ることができないことが日常。

 しかしこの日は違った。葉っぱのない枝の上で高らかにさえずっていたのだ。以次の写真はYouTubeへのリンクが貼ってあるので、興味があれば写真をクリックしてみていただきたい。



 このウグイスは ホー、ホケキョ とさえずる。いわば正調のさえずりだ。

 ウグイスは正調ばかりではない、ということを、以前、本ブログで書いたことがある。個体によっていろんなパターンがあるのだ。

 最近、YouTubeに動画をアップできるようになったので、興味があれば以下2枚の画像をクリックして聞き比べていただきたい。



 ホー、ホケピチョン と聞こえる。

 こちらは面白いさえずり方だ。耳を澄まして聞いてみて。



 分かっていただけだろうか。

 ホー、トッポジージョ と聞こえるのだ。

 これにかかわらず、ウグイスによって個体差は大きい。ちなみに「トッポジージョ」とさえずるウグイスは、いわき市遠野町の下滝集会所付近で聞くことができる。ここ何年も聴いているので、世代交代もあったと思う。とするとさえずり声も伝承されていると考えることができる。

 たったこれだけのことだが、想像してみると愉快になってくる。


 さえずっているウグイスの道路を挟んだ林の枯れ松の頂で、良くヤマガラがさえずっている。


<クリックするとYouTubeにリンクします>


 それぞれの小鳥たちが縄張り争いをしているということなのだろう。


 このさえずり、何の鳥だっけ。考えた。電線の上でさえずっていたのはセグロセキレイだった。


<クリックするとYouTubeにリンクします>


 これで、セキレイのさえずりはしっかり記憶に残した。良い音だが、鋭く耳に突き刺さるようなさえずりだ。


 カルガモが畔で休んでいた。

 だいぶ離れていたが、車を停めたのが気にかかったのか、向こうに歩き出した。



 そのうちに、田んぼの水の上にジャンプ。



 水の上が陸地より安全なことは間違いない。より安全を求めているのだろう。田んぼの中ほどまで横断すると、向こうに向かって泳ぎ出した。



 これは別の機会に見かけたカルガモ。この時は、危険と感じたのだろう。すぐに飛び立っていった。そうカルガモまでの距離は25m程度かな。




 最後に勇敢なスズメの目撃談。

 屋根の上、縦横の雨どいの交差するところにカラスがとまっていた。少し情報の電線の上にはスズメがとまり、カラスに向けて仕切りにチュンチュン鳴き続ける。



 何だろう。考えた。

 そこで思い至ったのは、カラスが踏む屋根瓦の下に、スズメの巣があるに違いないということ。ひな鳥か卵か、いずれにせよカラスが狙って屋根の上に陣取ったに違いない。

 自分の体の20倍もあろうかというカラスを、スズメの親鳥が勇敢にも、追い払おうと懸命に攻(口)撃しているに違いない。

 私がじっと見ていたことも関係あるかもしれない。カラスはその場を飛び去った。屋根の上の居心地が悪くなったのだろう。スズメの親は電線の上でカラスが去った屋根の上をじっと見守っている。勇敢な親スズメに拍手を送りたい。

 以前、我が家の前のシジュウカラが巣をかける防犯灯の鉄柱の下に、巣材と卵らしきカラが2個残っていたことがあった。



 おそらくシジュウカラの巣がカラス等に襲われた惨劇の跡だろう。今年は子育てするシジュウカラを見られないと大いにがっかりしたことを思い出す。

 スズメの子どもは、とりあえず助かったようだ。

 無事に巣立ってほしい。

 それにしても間が悪いカメラマンだと思った。もちろん自分のこと。

 何で、カラスとスズメと屋根を一体にした写真を撮らなかったのだろう。残った親スズメの写真だけでは、現場の緊迫感が伝わらない。

 修行が足りない・・。


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