昨日の作業で上滝と川畑のコウゾ畑で枝を刈り取り、3釜分を準備し、昨日2釜、今日1釜で枝を蒸し上げ、剥いた皮を竿にかけて乾燥に入った。
先の写真はどこにピントが合っているんだ?・・という写真だが、手前の青い花にピントを合わせた積もりだった。昨日はオオイヌノフグリがきれいに咲いていた。寒い冬の支度で作業にかかったのだが、気温が高くて汗をかき、衣服を1枚減らして作業を続ける程、温かい日となった。誘われて次々と開花したのだろう。
コウゾの株には、たまにキノコが生えている。先週の中山の畑にもあった。コウゾに発生しやすいキノコなのだろう。
しかし、キノコは、木部を分解して栄養を得ているに違いない。あまり好ましくないといえそうだ。
さて、昨年も、年末のボランティア活動の締めには、ボランティアの方が提供してくれたコンニャク芋を使って、コンニャク作りをしたが、今年も同様の作業で1年を締めくくった。
コンニャク作りは昨日から始まった。
コンニャク芋は大きい。といより数年かけて大きく育てる。たしか、冬になると畑から堀りあげ、凍みないように保管し、温かくなるとまた畑に植えることを繰り返す。利用した芋は4年物のようだ。
この芋の皮をむき、水をはった桶の中にすり下ろす。
1日目の作業はこれで終了だが、このすり下ろしがなかなか手強い。芋が大きい上、手袋をかけて行う。素手で芋をすると、かゆくなってしまうと言うのだ。ヤマイモか何かで聴いたことがある記憶があるが、あらためて調べて見ると、芋の成分のシュウサンカルシュウムが針状の結晶のため、この刺激がかゆみの症状となって現われるという。
いくつかの芋のかけらをすり下ろしたが、手袋が破けて溶液が入った。何の変化も感じない。しかし、この後、問題が発生した。
コウゾの皮を束ねる作業を始めるた時に、違和感を覚えた。右手、親指と人差し指のまた部分に、かゆみ、というか刺すような痛みを感じた。手袋に穴が空いたのが、人差し指の先っちょ。関連があるに違いない。
「ああ、これが手袋が破れた結果か」。コンニャクイモの怖たさを肌で知ってしまう不幸な事態に陥ってしまったようだ。
聴くと、幸いお酒を塗るとかゆみが治まるという。後で調べると「酢」を塗ると、シュウサンカルシュウムが溶けて治ると搔いてあったのだが、とにかく良いことを聴いた。今日の晩酌の理由ができたのだ。お酒を塗るのはもったいないので、体の中から治療をすることにした。
効果があったのかどうか、晩酌後にはかゆみもおさまっていた。ただの呑兵衛(のんべえ)の戯言だが、お酒の効果より、時間が経過した効果と考えた方が良いかもしれない。
それはともかく、すり下ろしたコンニャクイモは、そのまま一晩放置する。沈殿を利用してアクとコンニャク成分を分離するためらしい。
そして今日、和紙工房の学舎周辺の片付けと、コウゾの皮むき作業をはさみながら、コンニャク作りの仕上げに入った。
前日、沈殿させていたコンニャクイモの桶から、上澄みの水、沈殿成分の上積みとなっているピンク色のイモ成分を取り除く。このピンク色の成分がアクの成分なのだと思う。
残った成分に炭酸ナトリウムを加え、かき混ぜて、混ぜて、そして混ぜて・・。やがて粘りが出てくる。
程よい粘りが出たならばしゃもじ等で掻き取り、手で団子状に丸め、釜で沸騰させたお湯に入れる。
そのまま強火で約20分間煮る。
いったん取り出し、2ラウンド目のコンニャクを煮ている間は、水に着けておき、再度沸騰したお湯で20分煮て完成だ。
考えて見ると、完成したコンニャクの写真は撮っていなかったようだが、おいしそうなボールのようなコンニャク
が100個程度できたのではないだろうか。
これを参加者で分け、手土産にする。持ち帰った後は、斜めに包丁を入れて3きれ程に切り分け、水を張った容器で冷蔵保管すると、正月頃までは食べられるという。
ということで、正月頃にいただくことにしようと思う。
さて年明けのボランティアは1月11日から、昨年は年内に枝の刈り取りを終え、新年度から、コウゾの皮から黒皮等をはぎ取る「しょしとり」の作業だったが、枝の実りが多く、新年も、コウゾの刈り取り作業が続行される。枝の豊作を喜ぶ2021年になったようだ。その刈り取りは大変だけれど・・。
先の写真はどこにピントが合っているんだ?・・という写真だが、手前の青い花にピントを合わせた積もりだった。昨日はオオイヌノフグリがきれいに咲いていた。寒い冬の支度で作業にかかったのだが、気温が高くて汗をかき、衣服を1枚減らして作業を続ける程、温かい日となった。誘われて次々と開花したのだろう。
コウゾの株には、たまにキノコが生えている。先週の中山の畑にもあった。コウゾに発生しやすいキノコなのだろう。
しかし、キノコは、木部を分解して栄養を得ているに違いない。あまり好ましくないといえそうだ。
さて、昨年も、年末のボランティア活動の締めには、ボランティアの方が提供してくれたコンニャク芋を使って、コンニャク作りをしたが、今年も同様の作業で1年を締めくくった。
コンニャク作りは昨日から始まった。
コンニャク芋は大きい。といより数年かけて大きく育てる。たしか、冬になると畑から堀りあげ、凍みないように保管し、温かくなるとまた畑に植えることを繰り返す。利用した芋は4年物のようだ。
この芋の皮をむき、水をはった桶の中にすり下ろす。
1日目の作業はこれで終了だが、このすり下ろしがなかなか手強い。芋が大きい上、手袋をかけて行う。素手で芋をすると、かゆくなってしまうと言うのだ。ヤマイモか何かで聴いたことがある記憶があるが、あらためて調べて見ると、芋の成分のシュウサンカルシュウムが針状の結晶のため、この刺激がかゆみの症状となって現われるという。
いくつかの芋のかけらをすり下ろしたが、手袋が破けて溶液が入った。何の変化も感じない。しかし、この後、問題が発生した。
コウゾの皮を束ねる作業を始めるた時に、違和感を覚えた。右手、親指と人差し指のまた部分に、かゆみ、というか刺すような痛みを感じた。手袋に穴が空いたのが、人差し指の先っちょ。関連があるに違いない。
「ああ、これが手袋が破れた結果か」。コンニャクイモの怖たさを肌で知ってしまう不幸な事態に陥ってしまったようだ。
聴くと、幸いお酒を塗るとかゆみが治まるという。後で調べると「酢」を塗ると、シュウサンカルシュウムが溶けて治ると搔いてあったのだが、とにかく良いことを聴いた。今日の晩酌の理由ができたのだ。お酒を塗るのはもったいないので、体の中から治療をすることにした。
効果があったのかどうか、晩酌後にはかゆみもおさまっていた。ただの呑兵衛(のんべえ)の戯言だが、お酒の効果より、時間が経過した効果と考えた方が良いかもしれない。
それはともかく、すり下ろしたコンニャクイモは、そのまま一晩放置する。沈殿を利用してアクとコンニャク成分を分離するためらしい。
そして今日、和紙工房の学舎周辺の片付けと、コウゾの皮むき作業をはさみながら、コンニャク作りの仕上げに入った。
前日、沈殿させていたコンニャクイモの桶から、上澄みの水、沈殿成分の上積みとなっているピンク色のイモ成分を取り除く。このピンク色の成分がアクの成分なのだと思う。
残った成分に炭酸ナトリウムを加え、かき混ぜて、混ぜて、そして混ぜて・・。やがて粘りが出てくる。
程よい粘りが出たならばしゃもじ等で掻き取り、手で団子状に丸め、釜で沸騰させたお湯に入れる。
そのまま強火で約20分間煮る。
いったん取り出し、2ラウンド目のコンニャクを煮ている間は、水に着けておき、再度沸騰したお湯で20分煮て完成だ。
考えて見ると、完成したコンニャクの写真は撮っていなかったようだが、おいしそうなボールのようなコンニャク
が100個程度できたのではないだろうか。
これを参加者で分け、手土産にする。持ち帰った後は、斜めに包丁を入れて3きれ程に切り分け、水を張った容器で冷蔵保管すると、正月頃までは食べられるという。
ということで、正月頃にいただくことにしようと思う。
さて年明けのボランティアは1月11日から、昨年は年内に枝の刈り取りを終え、新年度から、コウゾの皮から黒皮等をはぎ取る「しょしとり」の作業だったが、枝の実りが多く、新年も、コウゾの刈り取り作業が続行される。枝の豊作を喜ぶ2021年になったようだ。その刈り取りは大変だけれど・・。
大勢の方々が、ボランティアに携わっていることがわかり、心強いなと感じました。
ずっと継続していけるよう、若い世代の方々が加わってくると、さらに心強くなりますね。
地域を問わず、興味のある方に参加していただけるうれしいです。