伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

安保法制廃止署名 / 街頭宣伝 / ハンミョウ

2016年08月27日 | 活動報告
 「攻撃される前に相手をたたかなくちゃだめ。撃たれてから反撃したのではだめだ」

 きょう、マルト中岡店付近で、安全保障関連法制(戦争法)の廃止を求める署名を、買い物客などに呼びかけた際に、仁王立ちで私の署名の呼びかけを聴いていた人と対話する中での一場面です。

 そもそも攻撃されたら国民と守るために武力を行使する専守防衛の考え方を飛び出したところでの主張です。

 戦争法を支持する方々の一定の部分は、こうした主張をするのだろうな、と感じしました。

 少なくとも安倍首相以前の自民党でさえ、専守防衛の考え方の枠内で自衛隊の運用を考えていました。あのイラクに自衛隊を派兵した特措法でさえ、この策定にかかわった防衛官僚出身で安全保障担当の内閣官房副長官補をつとめた柳澤協二氏は、あの法律は現在の憲法の枠組みのギリギリの線で作ったといっていたものです。だから海外に出て行った際の武力行使に大きな制約がかけられていたのです。

 それをいとも簡単に飛び越えて、集団的自衛権行使の名のもとに、海外派兵と武力行使をたやすくする戦争法を作ったわけですが、この考え方の土台は冒頭に紹介した意見と同じものです。

 「海外に派兵して武力行使するということは、現在の憲法の考え方と違うし、そもそもあの“大東亜戦争”だって、そもそも自衛と言って大陸に侵略していったわけでしょう。だから、専守防衛の歯止めをはずすと、際限なくなんでもできるようになるんです」

 こんなふうに説明してみたのですが、それでも、「攻撃される前に相手をたたく」という主張は譲りませんでした。

 そんなことで署名はしないというのですが、考え方がそもそも違うし、折り合う余地も今のところないようですので、仕方がないでしょう。

 対話そのものは、自分も試されるし、相手の方も冷静に論理で対抗するという姿勢がはっきりしていたので、おもしろい対話になったと思います。さらに自分の勉強も必要ですね。

 夜には田人で懇談会があったので出席し、国政や市政の問題を報告、さまざまご意見を聞きました。この中でも、やはり同じような話しがあったのですが、ここでは専守防衛の立場に立つことが必要だと合意できたように思います。

 ここで興味深かった意見は、川内原発だったかな、ここで原発事故に備えて避難訓練をしていることについて、「避難訓練が必要ないようにすれば良い」と話されたことでした。

 その通りです。原発を動かして、事故がおきることを想定して訓練をする。これは政治的には誤りでしょう。「福島のことが知られていない」という意見もありましたが、その通りだと思います。福島での原発事故を考えれば、原発を再稼働して、事故に備えた訓練をするなどという政策は誤っていると思います。

 日中には入遠野地区を中心に街頭宣伝を実施しました。入定で随行してくれた人に、「初めて立候補した時は、演説をハラハラしながら聴いていたけど、今はだいぶ上手になって」と話した人がいたとか。ずっと聴いていてくれるのですね。いまもそんなに演説は上手じゃありませんが、そういっていただけるのは励まされるし、ありがたいことです。

 さて、朝の散歩で、草むらに青い翅で飛ぶ虫が見えました。いつもは路上に見るハンミョウでした。草むらでの写真は初めて撮りました。



 ツリガネニンジン。普通は青いのですけど、ずいぶん白っぽい。



 きれいな柄のガです。キンモンガ。



 日中、車の移動途上で見たガマズミです。



 これはタマアジサイ。



 今日も一日が終わります。そういえば上遠野側川の藤川橋付近でニホンザルをみました。以前見たのと比べると小さい。餌を外に置かないなど十分気をつけなくちゃ。


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