雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

よぎり

2013年11月07日 | ポエム




 よぎり

ぼくは自転車に乗って走った
夜霧の街のなかを
涙が出たけれども
ぼくの心は
やさしさでいっぱいだった
白い霧と
風と
ネオンと
あなたの心と
(1973)
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