日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

風水師か、陰陽師か、仙人に、今からでもなれるものならなりたいです 副島隆彦氏

2009-06-26 07:52:35 | 船井幸雄氏
 6月号のにんげんクラブに副島隆彦氏が宗教と船井幸雄氏について書かれています。とにかく副島氏の発想はユニークで面白いです。こういう人は今の日本にはあまりいないと改めて思いました。

<記事転載>
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 「老子の考え方と私の生き方」
                                                 2009年6月23日
                                                 船井幸雄

「にんげんクラブ」6月号を読んでもっとも驚いたのは「輝く仕事人」の副島隆彦さんのインタビューです。
2ページの中頃に、まずつぎのように書かれています。

-副島先生が、吉野の山奥で修行ですか(笑)。
副島‥私は数年前から、自分は、近未来の予言をする占い師、呪い(まじない)師になる、
と言い始めました。船井先生とお会いして強く影響を受けたのです。
いよいよ本格的に預言者になるために修行したいと思っているのです。
そのために修験道の修行をしたい。もっとも、私の場合は習いに行っても、
密教の教理とかで、納得のいかないことがあると教導師と議論をしてしまうかもしれません(笑)。
私は、中国伝来の道教(タオイズム)の思想が好きです。
なぜなら、道教の教えが、占い・呪いそのものだからです。
民衆は、いつも占い、呪いとしてもらった、自分に押し寄せてくる、
近い未来の事を知りたいからです。
道教(道観)こそは、占いとまじないの思想です。
それに対して、儒教や仏教はどうも好きでない。
難しい理屈(教理)ばかりを、僧侶や儒学者たちが説いて、
一般民衆には何も分からせないからです。仏教のお経を聞いていても何も分からない。
それで、民衆を、仏教の僧侶たちの前に膝まづかせる。
それは、間違った考えだ。本当のお釈迦さまは、そういう人ではなかっただろう。
もっと民衆を素直に愛したはずだ。儒教(孔子の思想)は、
支配者(天子、皇帝)や官僚(君子たち)の思想です。ですから、儒教は悪い思想だ。
私は、大嫌いです。日本の神道は、実は、中国の道教そのものです。
道教が、神道(かんながらのみち)に日本で変化しただけだ。
私は、いよいよ本当のこと、大きな真実しか興味がなくなっています。
嘘くさい思想は、すべて排撃します。

つづいて11ページにつぎのように書かれています。

副島…道教が最も民衆にとって受け入れやすい、自分たちの願いにかなった、
優れた宗教(思想)だと思います。ですから、私は、船井幸雄は、
生まれながらにして道教の導師であり神様なのだと、4年前に「私の船井幸雄論」で書きました。
それは私と船井先生の対談本である『日本壊死』(ビジネス社刊)の巻末に収められています。
お読みください。日本全国の所謂店主たちや中小企業の経営者たちにとって、
船井幸雄は、生まれながらの自分たちの先生であり、大黒様、布袋様なのです。
私には、このことがよく分かります。
 
 江戸時代の中期、1730年くらいに、富永仲基(とみながなかもと)という町人の思想家がいました。
大阪(当時は、大坂と書く)の大商人の息子で、31歳の若さでなくなっています。
この人の書いた「出定後語(しゅつじょうこうご)」という本がとてもすばらしいのです。
彼は、「神道、仏教、儒教、これらはすべて良くない。
間違いである」ということをはっきりと書いています。
仏教はインド人の思想だ、インド人というのは肌の黒い人たちの思想だ。
儒教は中国人の思想だ、なぜそれらの外来思想を日本人である我々が過度にありがたがるのか。
おかしいではないか、と書きました。加えて、神道もおかしい。
本当は道教ではないのかとまで臭わせています。
富永は大きな真実が分かっていた天才です。
富永は、それらの思想に対して、日本には「誠の道」というのがあって、
人間は正しく商売をやって、まっとうに利益を出して堅実に暮らしていくべきだ、
それが正しい思想だ、ということを、18世紀に書いているのです。
さすがは商人の生まれの思想で、立派な人だったろうと思います。
この思想こそが、丁寧にものづくりをして、
世界に優れた商品を売り繁栄してきた日本人のいちばん優れた思想でしょう。
松下幸之助もこういう人だったと思います。
ですから私は、船井先生は、お生まれは神道の神主のお家ですが、
神道(特に、吉田神道)は、本当(本体)は、道教ですから、当然、道教の導師だと思います。
大黒様か、布袋(ほてい)様の生まれかわりだと思います。
老荘思想の持ち主で、私に直接、仙人の思想の本髄を教えてくださいました。
私もできることなら、仙人になりたい。仙人は、悟っている必要はなくて、
俗世間にも平気で顔を出し、日頃は山の中に住んでいるが、実に泥臭い、世俗的な神様です。
私は、風水師か、陰陽師か、仙人に、今からでもなれるものならなりたいです。
風水も、陰陽道も易学も、もともと道教の思想です。

-船井が道教の神様の生まれ変わりですか?面白いですね。そういう副島先生は、不動明王の生まれ変わりかもしれませんね(笑)。

副島…不動明王ですか。不動明王というのは、インドで生まれた、軍事の神様ですね。
大日如来(悟りを開いた後のお釈迦様の一番、立派な姿。
真理を体得して世界の支配者となった姿)のまわりを守っているガードマンの神様ですね。
私は、インド伝来の思想が、どうして仏教(お釈迦様の言行録)と混ざったのか、
そして中国経由で、日本までやってきたのかを、興味深く観察しています。
本来の、仏教(お釈迦様の教え)に、「明王」などが、神様となって出てくるはずはないのです。
本当は、それらは、ヒンズー教の神様たちですね。
私は日本で、ヒンズー教(輪廻転生と、カーストの思想)と、
仏教(輪廻転生は無い、という思想)がごちゃまぜになっていることを、
いつも不愉快に思っています。すべてを、はっきりさせてやろうと思っています。
できることなら、私が生きているうちに、日本国内のすべての宗教家、思想家たちと、
はっきり決着をつけたいと思っています。
56歳になった今の私が、論争を挑んだら、たいていの知識人は恐れて、逃げるでしょう。
私にはそれぐらいの自信があります。
すべての事実を、証拠付きで、徹底的に明らかにしてみせます。
いい加減な、逃げは許しません。
                                               (転載ここまで)

ここで書かれている『日本壊死―新しき人目覚めよ』という本に載ったというのはまちがいで、
本当は、私と副島先生の共著の『昭和史からの警告―戦争への道を阻め』(ビジネス社刊)に
副島さんの船井幸雄研究大論文があります。
189ページから247ページです。興味のおありの方は、お読みください。
 ところで、あまり勉強家でない私は老子や荘子のことを、ほとんど知りません。
最近「聖書の暗号」の研究をはじめたのですが、今年の2月中旬まで、
聖書なんていうのも一字も読んだことのなかったのが私です。

 ただ人生経験豊富ですから、理屈で考えるより、いつもニコニコしてできるだけ正直に、
ええカッコせず、あるがままなるがまま生きています。それがもっとも楽だからです。

 ただ良心がありますから、良心に従って世のため人のためになることをし、
ならないことをできるだけやめてきただけです。

 これが老荘の考えた生き方と似ているのならうれしいことです。老荘が好きになります。
私は親から、このような生き方を教わりました。もちろん生れつき自由が大好きで、
自己責任型で長所伸展型で効率型でした。そして差別のできない人間でした。
それと人生経験が、いまのようなあるがままの気楽人生を歩ませることになったのです。
副島さんのインタビュー記事を見て何人かから質問を受けましたので、以上、ありのまま答えました。
よろしく。
                                                     =以上=
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