3月に開催されたグリーンオーナー倶楽部のセミナーで知り合った、国立市で農業をされているKさんを訪問しました。
国立といえば、成城や田園調布と並んで高級住宅街ですが、国立市の南の地区では農業を営む方がかなりおられます。
10時にお伺いする約束をいただいてましたので、少し早めに最寄り駅につきました。谷保天満宮の近くということでしたので、先ずは参拝をさせていただくことにしました。私は神社にご縁のある方と懇意にさせていただくことが、とても多いので、今回もきっと良いご縁があると感じました。
天満宮はとても立派な神社で、心が引き締まる想いがしました。20分くらい境内を歩いてその厳かな雰囲気を味わいました。
そこから5分くらいで、Kさんの農園に到着しました。今日は久しぶりに真夏の天気に戻りましたが、その暑い中で農園の前でKさんが待っていてくれました。
4ヶ月ぶりにお会いしましたが、温厚な雰囲気は変わらず、再会できたことをとても嬉しく思いました。
すぐに田んぼに案内していただきました。国立市であるにもかかわらず、田んぼの周りに、石を積んで作られた用水路があることに、とても驚きました。その水はまるで田舎の小川のように澄んでいました(笑)。今は田舎の用水路も、コンクリートのU字側溝が多いので、この石を積んで作られた用水路が、何故国立市にあるのかとても不思議でした。子供のころにタイムスリップしているような錯覚すら覚えました。
思わずKさんに、「この用水路は素晴らしいですね!」と興奮気味に言いましたが、Kさんも「そうでしょう(笑)」と少し得意げに言われました。ただ最近は区画整理して住宅や企業に転売する計画があり、この素晴らしい田んぼや畑は風前の灯だとのことです。この田んぼや用水路こそ国立市の財産だと感じましたが、高齢化の波はこの景観をも飲み込もうとしているようです。
古い田舎の清れつな用水路が、高級住宅地の南側に存在することに驚きましたが、田んぼを見て更に驚きました。
その田んぼには、魚の稚魚やタニシ、ヤゴ、アメンボ、イナゴがたくさん遊んでいました! 田んぼの上を、シオカラトンボがすいすいと泳いでました。ここはホントに国立なの? 田舎の田んぼは、「農薬」に汚染されて、魚もタニシもアメンボも誰もいなくなったというのに、都会の田んぼに、古き良き田んぼがまるでタイムカプセルのように温存されているとは。(今日もまた真逆に遭遇です)
これが「無農薬&無肥料」の田んぼの実力なんだろうと、びっくりしながら納得せざるを得ませんでした。稲も魚もアメンボもイナゴもみんな生きている、共生するとはこういうことなんだ。(雑草と言われる植物名は無いのですが)その雑草が腐ると稲の養分になるそうです。ただ、雑草が多過ぎると稲の生育に影響が出るそうです。どうも稲、雑草、魚、虫、鳥などが上手くバランスがとれている状態が、ベストのようです。雑草が多過ぎても、鳥が多すぎてもダメなようです。そして、そのバランスを壊しているのが、農薬であり、化学肥料であり、それを撒いている人間です。農薬を散布すれば、虫も魚も鳥も誰もいなくなります。稲だけがポツンと突っ立てる。そんな無機質な田んぼ。でもこれが日本の田んぼの99%です。全国、みな無機質田んぼです。
生きた田んぼが都会にあることが奇跡かも知れません。無農薬&無肥料の農業をやっているのは国立ではKさんだけだそうです。東京都下では数件しかないそうです。
先ずは、生きた田んぼと畑を維持されているKさんに出会えたことに感謝すると伴に、この生きた田んぼを国立に、東京に、そして全国に広めて行きたいと思いました。自分はどれだけできるか分かりませんが、先ずは少しづつ実践していきたいと思いました。
■グリーンオーナー倶楽部
http://www.gop55.com/index.php?FrontPage
国立といえば、成城や田園調布と並んで高級住宅街ですが、国立市の南の地区では農業を営む方がかなりおられます。
10時にお伺いする約束をいただいてましたので、少し早めに最寄り駅につきました。谷保天満宮の近くということでしたので、先ずは参拝をさせていただくことにしました。私は神社にご縁のある方と懇意にさせていただくことが、とても多いので、今回もきっと良いご縁があると感じました。
天満宮はとても立派な神社で、心が引き締まる想いがしました。20分くらい境内を歩いてその厳かな雰囲気を味わいました。
そこから5分くらいで、Kさんの農園に到着しました。今日は久しぶりに真夏の天気に戻りましたが、その暑い中で農園の前でKさんが待っていてくれました。
4ヶ月ぶりにお会いしましたが、温厚な雰囲気は変わらず、再会できたことをとても嬉しく思いました。
すぐに田んぼに案内していただきました。国立市であるにもかかわらず、田んぼの周りに、石を積んで作られた用水路があることに、とても驚きました。その水はまるで田舎の小川のように澄んでいました(笑)。今は田舎の用水路も、コンクリートのU字側溝が多いので、この石を積んで作られた用水路が、何故国立市にあるのかとても不思議でした。子供のころにタイムスリップしているような錯覚すら覚えました。
思わずKさんに、「この用水路は素晴らしいですね!」と興奮気味に言いましたが、Kさんも「そうでしょう(笑)」と少し得意げに言われました。ただ最近は区画整理して住宅や企業に転売する計画があり、この素晴らしい田んぼや畑は風前の灯だとのことです。この田んぼや用水路こそ国立市の財産だと感じましたが、高齢化の波はこの景観をも飲み込もうとしているようです。
古い田舎の清れつな用水路が、高級住宅地の南側に存在することに驚きましたが、田んぼを見て更に驚きました。
その田んぼには、魚の稚魚やタニシ、ヤゴ、アメンボ、イナゴがたくさん遊んでいました! 田んぼの上を、シオカラトンボがすいすいと泳いでました。ここはホントに国立なの? 田舎の田んぼは、「農薬」に汚染されて、魚もタニシもアメンボも誰もいなくなったというのに、都会の田んぼに、古き良き田んぼがまるでタイムカプセルのように温存されているとは。(今日もまた真逆に遭遇です)
これが「無農薬&無肥料」の田んぼの実力なんだろうと、びっくりしながら納得せざるを得ませんでした。稲も魚もアメンボもイナゴもみんな生きている、共生するとはこういうことなんだ。(雑草と言われる植物名は無いのですが)その雑草が腐ると稲の養分になるそうです。ただ、雑草が多過ぎると稲の生育に影響が出るそうです。どうも稲、雑草、魚、虫、鳥などが上手くバランスがとれている状態が、ベストのようです。雑草が多過ぎても、鳥が多すぎてもダメなようです。そして、そのバランスを壊しているのが、農薬であり、化学肥料であり、それを撒いている人間です。農薬を散布すれば、虫も魚も鳥も誰もいなくなります。稲だけがポツンと突っ立てる。そんな無機質な田んぼ。でもこれが日本の田んぼの99%です。全国、みな無機質田んぼです。
生きた田んぼが都会にあることが奇跡かも知れません。無農薬&無肥料の農業をやっているのは国立ではKさんだけだそうです。東京都下では数件しかないそうです。
先ずは、生きた田んぼと畑を維持されているKさんに出会えたことに感謝すると伴に、この生きた田んぼを国立に、東京に、そして全国に広めて行きたいと思いました。自分はどれだけできるか分かりませんが、先ずは少しづつ実践していきたいと思いました。
■グリーンオーナー倶楽部
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