台風12号は、近畿を中心に全国的に被害を及ぼしています。東北の被災地ではテントが飛ばされたりと被害が出ているそうです。上空に前線が停滞しているため、台風に刺戟され、全国で大雨を降らせているようです。
今週月曜日の8月29日は新月ですので、満月の9月11日までが、種蒔きには最も適した期間になります。8月29日から9月3日までは、大根やほうれん草の種蒔きや、5日からのキャベツやブロッコリー、カリフラワーの苗の定植のための土壌改良や、マルチ(穴の開いたビニール)張りに、意気込んでいましたが、台風12号の影響ですっかり予定が狂ってしまいました。
9月1日(木)から続いている暴風雨の影響で、第3農園のマルチが一部はがれてしまいました。あまりに大量の雨が降ったため、マルチを濁流が横切り、そこに強風が吹きつけたために、すっかりはがれてしまいました。マルチを張るのに2時間もかかって、汗だくでやりましたが、自然は容赦がありません。
更に、8月30日、31日で畝を作り、大根の種を3600粒蒔きました。大根は30cm以上あるので、畝は高くしなければなりません。その畝も暴風雨により、無残にも崩れてしまいました。暴風雨の中、何とか畝やマルチを戻そうと思い、やろうとしましたが、何せ1日で350mmも降った雨のせいで、土がぬかるんでしまい、長靴が25cmくらい埋まってしまいました。やっとのことで足を抜いて脱出しましたが、まるで底なし沼のようになってました。8月29日にトラクターと耕運機でふかふかの土になるよう耕したため、200坪の底なし沼になってしまいました。マルチを修理して、大根の畝を立て直すには、台風が去り、土が乾かなければ作業はできません。しかしながら、今回の台風は時速15Kmとノロノロです。とっとと去って欲しいのですが、自然にはかないません。
人は縄文時代から米を作り、野菜を育ててきましたが、年に何度かはこういう災害に遭遇してきたと思います。治水などの施設が整っていなかった昔は、災害は現代の何倍も多く発生したと思います。欧米では、たぶんいつかは自然を自由にコントロールしてやれ、と考えて来たのかもしれませんが、日本人は自然に逆らっても無駄だと思ったのかも知れません。自然に逆らうより、自然のことをよく知り、災害を最小限にして来たように思います。今までは守られてきたひふみ農園でしたが、今回は自然の猛威を直接受けました。大難が小難になることもあれば、大難が大難のまま来ることもあるのだと思いました。あるいは、これでも小難になっているのかも知れませんが。今回は自然の怖さを思い知りました。しかも今日も明日も明後日も暴風雨は続くようです。いい加減に去って欲しいのですが、自然はままなりません。今は、敗者復活の算段をしているところです。ダメになったものは、諦めるしかないので、グズグズ考えていても始まりません。心機一転、5日からは再生に向けてスタートです。ただ、今はこれ以上被害が拡大しないことだけを祈ります。そういえば、農園に設置してあるテントも支柱が折れて、半分から倒れていました。これにも参りました。農業は諦めも必要だと思いました。台風に文句を言って、止まるなら簡単ですが。
5日はマルチの修理とひふみ野菜の出荷、1000本のキャベツやブロッコリーの苗の運送、大根の畝を修理して再度種を蒔くなど、やることはたくさんあります。ただ、6日、7日には、私が福島の田村市までひふみ農園候補の農場を、中矢代表と見学に行きますので、研修生だけでやることになります。私が指示を出せないので、自分たちで考えてやるしかありません。これもいい経験だと思います。研修生のAさんは努力家で、思慮深いのできっと私よりも良い対応をしてくれると思います。
また、不思議なご縁で、5日から新たに研修生が来ることになったので、きっと私の穴を埋めてくれると思います。この研修生は30代前半の若い男性です。Aさんと同じ草加市生まれというのも不思議なご縁を感じます。体重は50Kg以下と痩せていますが、スタミナはあるようです。日月神示に出会い、菜食にしたら体重が10Kg以上落ちたと言ってました。(日月神示はダイエットには最適だと思います。菜食と玄米がキーですので、日月神示を歩んでいるといっても、平気で今まで通り肉を食べていては、痩せないです。残念。私も7Kg痩せました。Aさんも痩せました。また、日月神示に出会い、菜食にしてから3年間に一度も風邪や病気にかかっていません。)
新しい研修生はとても真面目で一生懸命にやるタイプです。何より農業がやりたいという気持ちがあることが一番だと思いました。農業は夏は暑いし、冬は寒い、休みも不定期だし、汗だくで、汚れて、足腰は痛くて、ヘトヘトになりますが、充実感と達成感があります。そして、一日が終わると疲れているので、3秒くらいで寝られます。不眠や肥満、メタボ、ストレスなどのおよそ現代の病気とは無縁のものです。また、やがて来るといわれている経済危機が起こっても、食べるものはいくらでもあるので、サバイブできます。1929年から1934年までの間に、米の価格は100倍に上がりました。卵が55倍です。10Kgで3000円の米が30万円になる計算です。そんなハイパーインフレが起こるはずがないと言う人は多いですが、1929年に起こったことが、再現しないという保証もありません。とはいっても、そこまで考えて農業をする人もいないでしょうが、とにかく土に触れ、野菜と会話し、虫や鳥に遊んでもらう生活は最高です(笑)。縄文の人もこんな感じで生活してたんだろうな、とよく思います。私はこの生活がとても気に入っています。いずれ完全に赤城で生活したいと考えています。家内も赤城で生活した方がいいと勧めてくれています(笑)。一昨日で結婚30年を無事迎えました。玉川上水の近くにある「マ・メゾン」というレストランからの招待状のハガキを見て、結婚記念日をお互い知りました。家内からは何かプレゼントをくれと言われましたが、何がいいのでしょうね。出張のお土産以外プレゼントはしたことないので、何かあげますかね。30年もお世話になったお礼に、何かあげようと思います。
話しはそれましたが、研修生が3名になり、ひふみ農園は少しづつ体制が整ってきました。これから来る資本主義崩壊の後の自給自足共同体実現に向けて、少しでもお役に立てるよう、努力していきたいと思います。中矢代表がいつも言われているように、今は実践の時代だと思います。祈りも大事に決まっていますが、意が乗ったら、実行です。即実践です。日月神示などといっても、実体を見せないと誰も信じません。具体的に日月神示を基にした自給自足共同体の片鱗を実現してはじめて、人は少しだけ納得するのだと思います。とにかく今は黙々と耕し、草を取り、種を蒔く日々です。今日、明日は台風で何もできないので、東京に戻り事務処理と今後の対策の構築をやります。研修生は今日、明日は休んで、月曜日からの農作業に備えて欲しいと思います。この台風をよき教訓とし、次に役立てたいと思います。
前回、会員のみのイベントとお聞きしましたので早速「たまゆら」の購読お申し込み会員登録致しました。
今後は、自分のできる範囲から日月神示の実践に精進していきたいと思っております。
また一度ひふみ農園の方も見学させていただきたいと思っておりますが、どうすればよいでしょうか?突然押しかけてもご迷惑だと思いますし…。
出来ればいろいろ教えていただきたいのですが?
お世話になります。
ひふみ農園は日本弥栄の会会員限定の農園と、私が申し上げたため、入会されたのですか。恐れ入ります。全国から多くの方々から見学のご依頼をいただくのですが、現在はまだ日本弥栄の会会員のみで運営しております。いずれオープンにしていきますが、現段階はクローズとさせていただいています。
そこで、農園の見学についてご連絡をしたいと思いますので、お手数ですが、このコメント欄にメールアドレスをお書きいただけますか。福永様のアドレスの記載されたコメントはオープンにしませんので、ご安心ください。
それではよろしくお願いします。