<Rockway Expressより記事転載>
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地震後、整然とならぶ日本人
◆3月18日
九州の新燃岳から始まった今年の日本列島の鳴動が、東北の巨大地震となったが、これは、日月神示の示す、「世の立替は火と水ざぞ」というのを思い起こさせるものである。これは今回の火山の噴火と地震の津波と考えられないこともない。
この日月神示では、「子の年を真ん中にして前後十年が正念場」とあるから、子の年は2008年だとして、後の5年つまり2013年までが正念場となるのだろうか。すると、今年2011年は最後の三年間の最初の年か。
良く巷で言われるのが、マヤの暦が2012年の12月の冬至に終わる、という話だ。従って、この2012年とか13年という頃が大きな変化が見られる時期、と言えるようだ。しかしそれは世界的な変化であるから、その世界の雛形としての日本から、まず始まっている、と捉えることができるのではないか。
これら天変地異の出すメッセージとは何か、と問わば、既に記したように、人間の意識の変化を促している、ということなのだ。簡単に言えば、愛他的人間になることが願われている、と言えよう。その可能性が高いのが日本人だから日本から始まっているのだ。下記にあるように、英紙フィナンシャル・タイムズは、「日本の市民意識は人類の精神が進化するという事実を見せた」と書いている。あのイギリス人がそこまで書くか、という思いである。「アーロン収容所」から見れば、イギリス人も変化(進化)したのだ。
日本が見舞われている災害、その災害に対処する日本人の姿勢、日本から始まる意識の変貌などが、雛形となり、今後世界的な天変地異、経済混乱、民衆革命などを通して、世界中の人々が愛他的人間へと変貌していくことが願われているのであろう。この愛他的人間が作る世界が<弥勒の世>のはずだ。
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●日本頑張れ、韓国は助け学ぶ
【3月13日 セゲイルボ】
13日、日本宮城県の海岸地域で約2000体の遺体が発見された。死亡・行方不明者は4万人水準に増える可能性が大きくなった。建物は4万6000軒余りが破損し、避難民も数十万人に達する。南部九州では1月から尋常でない兆しが見られた火山がまた爆発し、噴出ガスと灰が4000メートル上空まで噴き上がった。福島原子力発電所の放射能恐怖もずっと広がっている。
これほど大地震被害が深刻なのに加えて、今後の困難も尋常でない日本ではあるが、国際社会で”生活困難者”の扱いを受けることだけはない。米紙ニューヨーク・タイムズは「日本人の忍耐心はすごい」と評価した。英紙フィナンシャル・タイムズは「日本の市民意識は人類の精神が進化するという事実を見せた」と述べた。喝采が溢れているのだ。マグニチュード9.0の超強力地震とその余波が生活の基盤を根こそぎあれっているにもかかわらず、健康な社会を維持する日本の底力に世界が感心している。
日本が耐震設計規則を厳格に適用してこなかったならば、底力がこのようには発揮されなかっただろう。日本は各種建規則を厳格に適用し、退避訓練と早期警報システムなどにも万全を期していた。そのおかげで壊滅的打撃を免れた。沈着で成熟した市民意識も引き立って見えた。他の国では大地震のような災難が起これば、略奪と暴動が当たり前に起こる。だが日本は例外であった。生活必需品が絶対的に不足しているが、ショッピングセンターとコンビニエンスストアーの前には数百人が列を作ったまま、自身の順番を待つ光景が紹介された。車に乗ることも出来ない市民が歩道に溢れていたが、車道に降り立つケースも目にすることはなかった。高い水準の秩序意識と他人に対する配慮が危機を克服する原動力として作動しているのだ。「日本、頑張れ」という応援戦が展開するのは当然のことだ。
もし韓半島に類似の災難が起これば、どんな結果がもたらされるのか自問する必要がある。韓国では、約680万棟の中で耐震設計が適用された建築物が16万棟に過ぎない。壊滅的打撃を避ける方法がないのだ。それでも関連法案は2年以上、国会に係留中だ。ハードウェア(耐震設計)だけか。ソフトウェア(市民意識)も日本に比べるに値するという自信を持つのは難しい。日本がいち早く大地震の恐怖に打ち勝てるように積極的に支援しつつ、彼らの美徳を見習わなければならない。日本を助け、そして習うことが韓国の行くべき道だ(3月14日付)