願っても叶わず

し、しどい…

さぁ意気込んで帰宅。
国道225号線は鹿児島市内から枕崎に続くカントリーロード。耳をすませば、なのである。

珍しく多めの車が行く手を遮る。
あらぬ所で渋滞の罠。
普段より20分ほど多くかかって到着。

木造の古民家は「ドンッ」という爆音と共にビリビリビリっと震えだす。

始まった。

ソロソロ繰り出すか。
とカメラと三脚を持ち、徒歩で花渡川(けどがわ)沿いのいつもの場所へ。

去年と同じメンバーが去年と同じ場所で去年と同じ会話をしながら花火を見ていた。

堤防に三脚の2脚を立て、1脚を道路に下ろした。変則三脚固定である。

メガネを忘れた近眼カメラマンは全てマニュアルに設定したNikonでピントが合っているのかいないのか、ぼんやりシャッターを切った。

昼間にシャッタースピードを5秒にして、絞りやなんやらもネットで調べた様に忠実にセッティングした。

だから適当にシャッターをポッチリパッチリ押しまくった。たまに形だけのファインダーを覗いて格好を決めた。

ガキが俺の三脚と一眼レフを見ていた。真似をしたがる。
お父さんの安っぽいデジカメをかしてとせがみ、撮る。

そんなカス写真とは気合が違うのだ。
かかった金額が違う。
事前にマニュアル設定にしてISOだF値だシャッタースピードだ。

準備に準備を重ねて望んでいるわけだ。ガキ共は指を加えてそこで見ていなさい。

ブルジョアなおじさんが撮ってあげよう。そう流れる様な光の花びらを。

そして格好をつけて、ゆったりと構える。

そして撮る。

何枚か撮る。

すると後5分で最後の怒涛のラッシュ！そして最後の最後！
ラストオブファイヤー！
320万の三尺玉！

その数分前！
海の方からキャキャーキャー！

なんと雨！
ゲリラ豪雨！

こりゃヤベェ！
高価なカメラが濡れちまう！
いそいそと三脚を折りたたみ逃げる様に家路！

そして帰る途中に巨大な爆音と共に三尺！

結局ビッグマウスは花びらなど撮れず。数枚のピントずれの花びらをおさめるにおさまった。

ショーがない。
また来年。

27時間の笑い

今日はやっぱり27時間テレビ

さすがにずっと付き合うわけにもいかず、寝てしまった。
録画しているとのことなので、後日観ることになるのだが、27時間はチョット辛い。

深夜の大反省会辺りをつまみ食いしたい。

で、今朝はめざましテレビの時間だった。まあ生だからいつもと同じだった。

その後のコーナーでスタジオが変わる。そしてMC今田耕司が出て来るのだが、本人曰く「誰もＱ出してくれへん」とのこと。

このコーナーのメインMCに出演のタイミングを出していないのはADのミス？

別にどうでもいいのだが、怒ってるわけでもなく。

でも、テレビって「段取り全ての集大成」というイメージだったのだが、何やらバタバタして落ち着きが無い。

やはり編集とテロップに甘えてきた番組スタッフたちの実力が露呈する結果になっている。

何やら年々、質が落ちているような気がする。

ハプニングが楽しいといえばそうなのだが、それはキチンとしたフリとオチがあっての笑いには及ばない。

構成作家は何をしているのだ？
と勘ぐってしまう。

こんな爺さんみたいな感想を言っている。

こんな僕には鶴瓶の家族に乾杯的ハプニングがいい。所さんのダーツの旅位のユルさがいい。

森三中大島のケツ出しも、その瞬間は笑ってしまうが、後で虚しくなる。

あーっ落語を生で観たい、聴きたい。
ラーメンズ観たい。
バナナマンライブ観たい。