ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

大友克洋とBRUTUS

2014-04-04 | 雑念
大友克洋×BRUTUS



本当に素晴らしいアーティストだと思う。大友克洋氏。

でもやっぱり漫画家としての彼が1番感動させられる。

そしてアニメーション。

最後にイラストレーターとして。

GENGA展には行けなかったけど、
その作品群や展示方法、思いなどがBRUTUSに語られる。

コンビニで即購入に至った。

なんと間に書き下ろしの短編漫画が挟まっているではないか!

久しぶりの大友作品。
じっくり味わいながら拝見。

絵を描きたくなった。


立川志の輔独演会は最高だったよ。

2014-04-04 | 雑念
立川志の輔独演会

昨夜は落語の日
久しぶりの笑いの時間になった。

会場となる鹿児島市民文化ホール
1000人収容のホールで1階と2階に分かれていて、すり鉢状のコンサートホールのような形をしていた。

落語っぽくないなぁと思いながら、
始まりの時を待っていた。

席は鬼狭い

僕の体は座席にスッポリ、ピチピチの横幅でひじは隣の人と奪い合うくらい狭い。

いわゆる昭和の古いホール。
身動きが取れない。
これはキッツイ2時間になるぞー、
と覚悟した。

隣に俺以上のデブきたらもう終わりだな、と考えていたが

左は中肉中背の男性
右は和服の細めの女性だった。

助かった。

というか僕の座席よ、問題は。
1階席の1番後ろだったのだ。

くそっ!

舞台まで遠いなぁ
っていうか緞帳までがこれほどだから、
志の輔まで更に増えるんだろうから

見えねぇな、これ!

そんな心配をしながら出囃子が鳴る。
そして幕が開いた。

舞台はいわゆる体育館の舞台くらい
金屏風が横幅5mくらい
スポットライトが当たって光っている。

その金屏風の前に赤い台
赤い直方体の台が横幅4m高さ1m

その台に座布団とマイク
それだけだ。

1000人の目がその座布団に突き刺さる。その場所にもしも自分が行くことを考えると震えがくる。

凄い商売だなぁ。
半端ないプレッシャーが突き刺さるよな。そして公演するわけじゃないんだよね。笑い話しなきゃいけないんだもんね。

いや、考えただけで恐ろしい。

そこにニコニコ落語家ぎ現れる。

独演会といえども流石にってことで

前座が登場。6番弟子立川志の太郎

「饅頭こわい」

みんなが知っているこの話。
みんなが師匠の出番を待っている状況。
そこにトコトコ、

全員が「誰やねん!」とツッコミを入れそうなアウェーで丁寧な語り口。

前座と言ってもやっぱり稽古の量が凄いだろうと想像する。いいよどみも噛みもない。でも「まだまだだね」と偉そうに思ってしまう。

素人なのに見えてしまう。
だから話芸の難しさがある。
だって面白い話をする親戚のおじさんとかが必ずいるわけだから、その面白さを超えていかないといけないプロの話芸の宿命があるのだから。

そして、
あっさり立川志の輔が登場する。
もう、待ってました!の拍手で出迎える。

そして20分くらいはマクラが続く。
単純に桜の季節の話や、空港からホールまでの出来事を話すだけで爆笑だ。

会場全体が笑う。

改めて、
この人スゲえ!
と思ってしまう。

僕が志の輔落語を聴いていたのは、
CDだけ

それも「猫の皿」

いつかの落語会の収録だったのか?
友人から借りたCD落語だ。

でもそこでもマクラを話すのだがなんと面白い話。何度聞いても面白いのだ。

その時から志の輔は面白い!とインプットされていた。テレビの志の輔は興味もないのにだ!ガッテン!

そしてマクラで爆笑した後、
創作落語が始まる。

JRのみどりの窓口の話

なんと面白、よく出来た話だろう。
本当に大爆笑だ!

左の中肉中背も、
右の和服女も、
肩を揺らして爆笑だ。

一気に幕が降りた。
休憩だ。

もう1時間過ぎていた。
速ぇー

時間経つの速ぇー

そして15分経ち、
出囃子が鳴る。

志の輔が出てきて、
枕無し。

古典が始まる。
当時の美しい情景や江戸の粋を感じさせる文化が、手に取るように描き出される。

美しい、そして面白い。

話は佳境に入っていく。
爆笑のあと、しんみりと人情ものになっていく。

前に座った女性は少しすすり泣いていたかもしれない。

話は「百年目」だった。
あまり詳しくない僕は最後のオチを聞いて始めて

これ、聞いたことある!

って気づいた。
そう神戸の凮月堂の落語会で桂文珍の上方落語での「百年目」だった。

当時も面白い面白い!と絶賛した。

しかしまた今度は江戸口調の世界観。
また違った味わいと人情ものも入って、
心が揺り動かされた。

あーぁ、来て良かった。
座席は後ろだったけど、
爆笑して感動して。

やっぱり、落語は面白い。
そして2時間あまり過ぎて幕を閉じた。

最高だった。
落語ファンは鹿児島にもいたんだね。
もっといっぱい、
頻繁に落語会してほしいね。

小屋は小さくてもいいから!
落語家さん待ってまーす。