山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

嬉しいお肉屋さん

2024年07月30日 | 日記とレシピ

 近所にスーパーが1軒増えた。

 我が家からの徒歩圏内に5店舗目である。

 これじゃあ、生き残り競争が、より過酷になるよなあ。

 そう心配しつつ、消費者としては、非常にありがたいことだ。

 ひとくくりにスーパーと言っても、その特徴は大きく違っており、店舗ごとの『売り』に応じて店を選べるのは、買う側にとって大きなメリットなのだ。

 で、今回できたスーパーは、精肉と鮮魚に特化したお店。

 早速、物見遊山で出かけてみたのだ。

 そうしたらですね、やっぱり面白いんですよ。

 さすがに加工日が新しいのは当然かも知れないが、品ぞろえが豊富な上に、種類ごとに量り売りで対応してくれるんです。

 もう嬉しくなって買っちゃいました(と言ってもせこい買い物だけど)。

 ・普通、売っていない鶏の『ハツ(ハートと表示されていた)』があったので喜んで買って、レバーと一緒に煮込みました

 ※『ハツ』は、砂肝ほどの固さはないけれど、適度な弾力がある上に調味料の味を程よく吸い取ってくれるので、みんな大好き。

       一丁上がり

 で、ラム肉がやたら安かったので、

       久しぶりのジンギスカン!

 食べ切れない程焼いて食べる幸せを堪能させていただきました。

 そして、

       これは、ただの鶏肉ではありません

       親鳥肉です!

 この辺のスーパーでは絶対売っていない肉です。

 先日も作ったには作ったんだけど、これがあったらできるはず。 

 本格派、冷たい肉蕎麦が。

 いつも紹介しているレシピでは、若鳥肉を使ってだしをとっているんだけど、これを使えば、老舗の味が再現できるはず。

 行ってみます。

 ・750mlの水(3人分)から茹でて出汁を取りました

 ※半端でなくアクが出たので、目の細かい網で濾して

 ・出汁醤油250mlとみりん40gを加えて煮立たせます

 ※顆粒出汁は『なし』でいってみることにしました

 ・若鳥よりも油が出てますね。なんだか濃厚な感じがします

 ・『冷たい肉蕎麦』なので汁を冷やしておくのは、今回も同じ。ここから冷凍庫へ

 ・出汁を取るために使った親鳥肉ですが、まとわりついたアクを洗い落としておきます

 ・ネギも切っておきましょう

 ・頃合いを見て蕎麦を茹でたら、冷水で締めて

       盛り付けました

 妻曰く、

 「これが食べられるなら、お店に行く必要ないわね。」

同感。

 今までの肉蕎麦も美味しかったんだけど、これは、その上を行ってますね。

 出汁が効いていると言うのか、コクがあり、より深い味わいです。

       ネギを散らしてみると、少し味が引き締まります

 でも、なくても十分に美味しい。親鳥肉効果とキンキンに冷えているせいでしょう。

 若鳥肉と親鳥肉の違いって、こんなに大きかったんだ。

 驚きです。

 いやあ、美味しかった!

 でも、それ以上に、このちょっとレアな素材が簡単に手に入るようになったことが嬉しい。

 どうか、つぶれたりしないで、末永く我々消費者を楽しませておくれよ。

 どこにお願いすればいいか分からないので、八百万の神様にお願いしましょう。

 どうか、これからもよろしくお願いいたします。