低気圧と前線の通過によって、冬の足音がまた一歩近づいてきた当地。
職場の紅葉は真っ盛り。されど、
前線通過とともに木枯らしが吹き荒れた
こういう日には、ストレスを抱えたお客さんが集まってくるんです。
おかげ様で、日中は、非常に頭を使う充実した勤務になりました。それだけならいいんだけど、応対しているうちにお客さんのストレスが憑依してしまうんですよねえ、この仕事は。
さて、こういう日には、身も心も温まる料理でエネルギー充填すよ。
帰宅とともに、
「今日は麻婆豆腐ね!」
「今日はキノコ鍋ね!」
おっと、妻も思うところがあるようですな。
まあ、どちらもあったまり料理だ。
「じゃあ、両方作っぺ。」
「賛成。でも、ひき肉ないわよ。」
「いい。俺が適当に作るから。」
ということで、分担がいつもの逆、キノコ料理を妻が作って、メインディッシュをマタギが作ることになった。
「キノコは、サワモダシでいい?」
「いや、サワモダシの収穫は、もうないと思うから、これから出てくるムキタケを使わない?」
「はい。これが最後になるけど・・・」
「また採ってくるから大丈夫!」
また、キノコ採りに出かける理由も出来たぜ。
さて、ムキタケの別名は色々あって、前回紹介した『山のフカヒレ』というのは、そのトロッとした食感をたとえた言葉。それとは別に、『ノドヤケ』という異名も持っている。細かい説明はしないが、あったまり料理には、非常によく適合するということ。
で、キノコには、ちょっと後ろ髪を引かれるんですけど、麻婆豆腐、行ってみますね。
いろんなレシピを検索してみたんだけど、やっぱり「栄養士のレシピ」さんのレシピに落ち着きました。
下ごしらえ・調理の部
・香味野菜は、ニンニク、ショウガ、ネギをみじん切りにしました
ネギは縦に切れ目を入れてからみじん切り
・サラダ油を熱したところに3種の香味野菜を入れて軽く炒めます
・豚コマをみじん切りにして対応しました(200g程)
・豚のひき肉も炒めて焼き色がついたら
・豆板醤小さじ1強を入れて混ぜました
・酒40、醤油20、甜面醤15,砂糖5,中華出汁5gと水300gで調味
・一煮立ちさせたら
・豆腐を加えて軽く煮込んだら火を消して、盛り付け前まで味を馴染ませます
・盛り付けのタイミングに合わせて水溶き片栗粉(大さじ2+2)を加えて、そうっと混ぜながら完全沸騰させたら、ごま油をちょっとだけ回しかけて、もうひと混ぜ
出来たぜ!
妻の作品もいい感じですよ
本日の夕食です
自分の作品もさることながら、妻の作ったけんちん汁(?)も旨い! 少々見づらいので、ちょっと並べ替えると、
ムキタケ、分かるかな?
ニンジンを挟んだクリーム色のカサ。これが、正に『ノドヤケ』なのよ。
麻婆豆腐もアツアツなんだけど、けんちん汁もアツアツ。
これは、堪らんぜ!
ツルッ、トロッ、そしてジュワーッと旨みと熱さが口の中いっぱいに広がります。
欲張って口に入れてはいけません。本当に喉焼けになってしまいます。
一応、付け足しておくと、麻婆豆腐もすごく旨かったんです。
この二つの料理のおかげで、身も心もあったまりました。ついでに、仕事のストレスも吹き飛びました。
目的達成ですね。
山の神様、台所の神様、ご馳走様でした。
この美味しい美味しいムキタケ、この秋最後の山の幸になる予定です。
また遊びに行きますので、よろしくお願いいたします。
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