自分の体力に一抹の不安を覚えつつ、急斜面の上り下りから無事に帰還。
「また、次もよろしく。」
「あとで連絡するから。」
A氏を見送ると、すぐに調理に取りかかる。調理と言うよりも、下ごしらえかな。これをサッサと済ませておかないと、ワラビは硬くなってしまう。
本日の収穫物
なかなかいいワラビなんだけど、一回(約1週間)では食べきれない量だ。半分強を塩漬けにしてしまいます。
・桶にワラビを広げて
・たっぷり塩をかけます
・次、また次とワラビと塩を重ねていき
・蓋と重しを乗せます
以前からのワラビに重ねたので、多分、すんなりと沈んで水が上がってくるはずです。
さて、残りだ。
・銅鍋にお湯を沸かして、今週食べる分を投入。
・重曹小さじ1を振り掛けたら裏返して消火
・蓋をして完全に冷めるまで待ちます
日が落ちて、冷めた頃にはアクもかなり出てきます
・水を3度ほど入れ替えると、美しい!!
・これを更に一晩、水にさらしておくんです
だけど、待ちきれなくなってしまった。何てったって、今シーズンの初物ワラビだ。一部を調理してしまいましょう!
≪ワラビの一本漬け(の半分)≫
マタギの大好きなワラビ料理だ。簡単で美味しいので、お勧めです。では、始めましょう。
調理の部
・ワラビを一つかみ(200gぐらい)を使いました
※山形では『一本漬け』と言って、このまま味付けして食べるのですが、マタギの場合
・10㎝ぐらいに切り分けてから
・保存袋に移します
※この方が調理も食べやすさも簡単でいい
・醤油とみりん各大さじ2を水大さじ2で薄めて顆粒だし少々を加えて出汁醤油を作ります
・お好みで辛み調味料も加えます(マタギは、南蛮醤油小さじ1/4ほど)
・出来た出汁醤油を袋に注いで、空気を追い出したら
こんな感じになります(冷蔵庫へ)
・1時間後には、もう美味しく戴けます
はい、出来上がり!
久しぶりに食べたけど、超旨いっす。
ワラビ独特の味と食感に、ちょっと辛みの効いた出汁醤油が極めてよく合うんですよ。妻も喜んで食べていました。
ああ~、山菜シーズンも後半戦に入りましたねえ。そんな実感が湧いてくる味です。
さあ、ここから季節が一気に進んで、採り場の高度もグングン上がっていくぞ。マタギも体調を整えて備えていかねばなるまい。
山の神様、今回もありがとうございました。次もよろしくお願いいたします。
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