山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

職場まで『ゴールデン』が広がった!

2024年04月28日 | 山菜料理

 N川に春が来たと思ったら、近場の山にも春が来ていた。

 念のために下見に出かけたはずのT川も『旬』を迎えていた。

 更に、海には、回遊魚たちが南海から遡ってきている。

 これは、いよいよもって、山形の山海にも、自然界のゴールデンウィークがやってきたと見るべきでしょう。

 ・・・だったら、我が職場でも、山の神様がかけた魔法が効き始めるんじゃないかい?

 もしかして、出始めてるかも。

 昼休みに、敷地内の竹林を歩いてみた。

 タケノコ(孟宗竹)の場合、伸びたものは、見ればわかるのだが、出始めを探すのが極めて面白いのだ。

 この場合、ほとんど目に頼らない。

 竹林の周りや中を歩き回りながら集中するのは、足の裏だ。

 歩いていて、足の裏に何か固いものが触れたら、ここで初めて目視で状況を確かめる。

       分かる? タケノコの頭

 これが見つかったら、周りの土を丁寧に掘ってみる。

 すると、出てくるんですねえ、かわいいタケノコちゃんが。

 喜んで掘りたいところなのだが、本日、手持ちの道具が、アサツキ掘りの時に使った移植ベラしかない。

 なんだか頼りないんだけど、やってみます。

 ・・・しかし、残念。竹林の土やタケノコ本体には、とてもでないけれど太刀打ちできない。

       グンニャリと曲がってしまいました(これは修理しかけの状態)

 困った挙句に、こんなものを使用。

       タイヤのナット交換に使う道具です

 これだと、曲がったりはしないんだけど、非常に難儀させられました。

 かろうじて掘り出したのが、この子たち。

       本日の収穫物

 申し訳ないぐらい中途半端な掘り方になってしまった。

 次回は、しっかりとした道具を準備しましょう。

 さて、せっかく掘り出したお宝です。

 美味しく調理しなければなりません。

 孟宗竹の場合、生産地である職場にも還元する必要があるので、今年も土佐煮にしましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 タケノコの汚れを洗い落としたら、

 ・根元のイボイボを削り落として、頭の部分に切れ込みを入れます

 ・ヒタヒタの水に、お米を適量入れて

 ・落し蓋をして、沸騰40分(アクを抜きながら柔らかくする)

 ・柔らかくなったのを確かめたらお湯から出して冷まします

 ・皮を剥いて、食べやすいサイズに切り分けてみたら

       600g強ありました

 ・醤油60、みりん80、砂糖40g+顆粒出汁で調味

 ・弱火で煮詰めて、煮汁がなくなってきたら

 ・鰹節2パックを加えてもう一煮立ち

       職場用を確保したら

       残りは家族でいただきましょう♡

       本日の夕食にも参加

 食べてみては、大変美味しかったです。

 ただ、ほんのちょっとだけエグ味が残ったかも。

 これは、最初の茹でる段階の問題でしょうな。

 時間?下処理?

 次回、もうひと工夫してみたいと思います。

 それにしても、ついにタケノコの季節が始まってしまいましたねえ。

 すわわち、ワクワクがピークに達するということです。

 山の神様、今年もよろしくお願いいたします!



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