N川に春が来たと思ったら、近場の山にも春が来ていた。
念のために下見に出かけたはずのT川も『旬』を迎えていた。
更に、海には、回遊魚たちが南海から遡ってきている。
これは、いよいよもって、山形の山海にも、自然界のゴールデンウィークがやってきたと見るべきでしょう。
・・・だったら、我が職場でも、山の神様がかけた魔法が効き始めるんじゃないかい?
もしかして、出始めてるかも。
昼休みに、敷地内の竹林を歩いてみた。
タケノコ(孟宗竹)の場合、伸びたものは、見ればわかるのだが、出始めを探すのが極めて面白いのだ。
この場合、ほとんど目に頼らない。
竹林の周りや中を歩き回りながら集中するのは、足の裏だ。
歩いていて、足の裏に何か固いものが触れたら、ここで初めて目視で状況を確かめる。
分かる? タケノコの頭
これが見つかったら、周りの土を丁寧に掘ってみる。
すると、出てくるんですねえ、かわいいタケノコちゃんが。
喜んで掘りたいところなのだが、本日、手持ちの道具が、アサツキ掘りの時に使った移植ベラしかない。
なんだか頼りないんだけど、やってみます。
・・・しかし、残念。竹林の土やタケノコ本体には、とてもでないけれど太刀打ちできない。
グンニャリと曲がってしまいました(これは修理しかけの状態)
困った挙句に、こんなものを使用。
タイヤのナット交換に使う道具です
これだと、曲がったりはしないんだけど、非常に難儀させられました。
かろうじて掘り出したのが、この子たち。
本日の収穫物
申し訳ないぐらい中途半端な掘り方になってしまった。
次回は、しっかりとした道具を準備しましょう。
さて、せっかく掘り出したお宝です。
美味しく調理しなければなりません。
孟宗竹の場合、生産地である職場にも還元する必要があるので、今年も土佐煮にしましょう。
下ごしらえ・調理の部
タケノコの汚れを洗い落としたら、
・根元のイボイボを削り落として、頭の部分に切れ込みを入れます
・ヒタヒタの水に、お米を適量入れて
・落し蓋をして、沸騰40分(アクを抜きながら柔らかくする)
・柔らかくなったのを確かめたらお湯から出して冷まします
・皮を剥いて、食べやすいサイズに切り分けてみたら
600g強ありました
・醤油60、みりん80、砂糖40g+顆粒出汁で調味
・弱火で煮詰めて、煮汁がなくなってきたら
・鰹節2パックを加えてもう一煮立ち
職場用を確保したら
残りは家族でいただきましょう♡
本日の夕食にも参加
食べてみては、大変美味しかったです。
ただ、ほんのちょっとだけエグ味が残ったかも。
これは、最初の茹でる段階の問題でしょうな。
時間?下処理?
次回、もうひと工夫してみたいと思います。
それにしても、ついにタケノコの季節が始まってしまいましたねえ。
すわわち、ワクワクがピークに達するということです。
山の神様、今年もよろしくお願いいたします!
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