山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

二匹目のドジョウに代わって新境地パスタ

2024年04月29日 | 日記とレシピ

 本日は、先週に引き続いてアジを連れ帰る予定だったんだけど、連れて帰ったのは、

       アサツキちゃんでした

 とにかく色々あって、釣りを諦めたのが午前5時過ぎ。

 二匹目のドジョウは手に入らなかったということです。

 ただねえ、退散するには、あまりにも早すぎる時間帯なので、場所を変えて、ちょっとアサツキを戴いて、連れて帰ったというところでしょうか。

 さて、アサツキと言えば酢味噌和えが我が家の定番なんですが、妻は、

「あの、パスタも食べてみたいわ。」

と、のたまわれる。

 確かに、これまで紹介しているように、アサツキはオリーブ炒めとの相性が非常に良い。

 そんでもって、今年は、パスタとしての調理は、まだ一度もやっていない。

 そう言えば、大きな宿題があったことを思い出した。

 これは、試してみるチャンスですね。

 やってみましょう、一年ぶりのパスタ・チポリーナ・オーリオ

 要するに、オリーブベースのアサツキ風味パスタね。

 去年の今頃に作って好評だったんですけど、作者としては大きなわだかまりが一つ残っている。

 で、多分この方法ならクリアできるかもしれないと思いついた調理法を試してみるのだ。

 それでは、いってみます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・汚れやひげ根をしっかり落としたアサツキ(30g)を

 ・寸切りの半分ぐらいに切って(すんごくいい香りです)

 ・ベーコン80gを短冊に切っておきます

 ・大き目のフライパンにオリーブオイル50mlを敷いて熱したら

 ・ベーコンに火を通して

 ・アサツキも投入、オイルを絡めて

 ・球根が透明になってきたところで火を止めます

 ここからが、本日の勝負どころです。

  

 ・火を止めたアサツキベーコン炒めに、薄力粉大さじ1を塗しておきます

 ・パスタを熱湯(3ℓ+塩大さじ1)で表示時間マイナス1分間 茹でて

 ・パスタはザルへ、湯切り

 ・ゆで汁のうち1カップは、右のフライパンへ

 ・再度加熱して沸騰させると

       全体が混じりあってトロミがついてきます

 この過程を『乳化』といって、パスタでも、特に『・・・オーリオ』と名のつく料理では非常に大事なんだそうだ。

 簡単に言うと、汁とオリーブ油とが一体化して馴染んで、全体の食味がまろやかになる。

 これが、普通に書いてあるやり方だと、なかなかできなかったんです。

 そこで考えついたのが、今回のやり方。

 本日は、化学です。

 要するに、水分と油分を仲介する界面活性剤は何か、という話です(正確かどうかは分からんが)。

 で、思いついたのが『クリームシチュー』

 炒めた食材と牛乳なんかにトロミをつけて、全ての食材を馴染ませるために『小麦粉』を使っているじゃん。

 オリーブ炒めに、パスタのゆで汁を入れるのも同じ理由じゃないの?

 ただ、市販のパスタのゆで汁だと、溶け出す小麦粉が足りなくてトロミがつきづらい。

 だったら、クリームシチューみたいに、必要量を前もって足しておけばいいのでは。

 そう考えて、小麦粉をあらかじめオリーブ炒めに馴染ませておいたんです。

 一応、パスタなので、普通の小麦粉ではなくデュラムセモリナ粉を使ったけど、多分、普通の薄力粉でも目的は達成出来ると思います。

 ここに茹でかけのパスタを絡めたら、

       出来上がりです

 オリーブオイルがしっとりとパスタに馴染んで、これまでに食べたことがないほど極めて美味でございます。

 もちろん、家族の評判も極上でございました。

 ホントは、アジを連れ帰るはずだったんですけど、アサツキに代わったおかげで、パスタ料理のレベルを上げることができました。

 とってもラッキー!

 これも、海と山の神様のおかげでしょうな。

 ありがとうございました!



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