島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

テオ・ヤンセン展を見てきました。

2014-11-27 10:39:39 | 雑談・その他
現在、長崎県立美術館にて開催中の「テオ・ヤンセン展ー砂丘の生命体ー」を見てきました。
テオ・ヤンセンさんは、オランダのキネティックアーティストです。
プラスチックチューブを連結して造作した、風を食べて動く謎の生命体「ストランドビースト」の創成から現在までの最新作が展示されています。
かなりテレビにも取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。
初めは“グルトン紀;粘着テープの時代”と呼ばれ、そこから結束バンドを使ったり、熱でプラスチックチューブを成形したり、ついには空気を食べる胃袋を備えたり、筋肉や脳といった感覚器を備えるようになったりと、進化しています。
ひとつひとつを細かく見ていくと、クランクやシャフト、コンプレッサーなどが使われているので、ロボット・工学に思えるのですが、素材をプラスチックチューブや粘着テープなどにこだわっているのが芸術なのかな?
それとも生物のような進化の過程が芸術なのか?
すみません、前々から申している通り、私には芸術を解する能力が欠如しています。
まあ、受け止め方は人それぞれってことで。w
12月7日(日)まで開催していますので、まだ見学されていない方は是非ご覧下さい。
表紙の写真はデモンストレーションのものです。
毎日10時30分から1時間ごとに行われていますので、そちらも併せて見ていただくと良いと思います。
私が行った時には幼稚園児が見学に来ていて、「普段は動かさないけど」と前置きがあった上で、写真の「アニマリス・プラウデンツ・ヴェーラ2世」を特別に動かしてくれました。
(作品にはそれぞれ恐竜みたいな名前がついていました。)
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