島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

お知らせ

2009-12-28 13:58:49 | 平成新山
さて、年末年始のお知らせです。
私は明日からお休みをいただいています。
明日から31日までの予定で、長崎に帰省したいと思います。
センター自体は、明日が火曜日なので休館日です。
30日は通常どおり開館します(10:00~16:00)が、私はいません。
31日が休館日になります。
1月1日からは通常どおりの開館になります(10:00~16:00)。
私は元日からいると思う(14時現在で来月の勤務表がまだ来ない)ので、良かったら遊びに来て下さい。
皆さん、よいお年を。
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バスハイキング~雲仙火山と島原の三温泉~

2009-12-28 13:18:14 | イベント
正確には“島原半島の三温泉”なのですが、長くなるうえに語呂が悪いので“島原”としました。
島原半島には火山性の温泉が3つあります。
島原温泉、雲仙温泉、小浜温泉です。
この3つの温泉と雲仙火山の関係を知り、温泉を体験しようというツアーを実施しました。
まずは事前学習です。

講師の寺井先生のお話しは分かりやすく、非常に好評です。
ここで温泉は大きく分けると「炭酸塩泉」「硫酸塩泉」「塩化物泉」に分類されることを学びます。
意図していたわけではありませんが、今回のツアーはこの3つ全てを体験する贅沢なツアーだと初めて気付かされました。

まずは炭酸塩泉の島原温泉です。
アーケードの近くにある「ゆとろぎの湯」の足湯にお邪魔しました。
外が寒かったので、ちょっと熱めに感じました。
次は雲仙温泉ですが、雲仙には有名な地獄があります。
雲仙地獄は移動していることを、原生沼、旧八幡地獄、現在の地獄地帯と観察することによって学びました。

原生沼、以前は地獄地帯であった証拠を探します。

旧八幡地獄、昔は元気に活動していた地獄です。

現在の地獄地帯、活発に活動しています。

そして、雲仙の足湯です。
今回は足湯お隣の「茶仙」の協力を得て、中国茶を足湯に浸かりながらいただきました。
身も心もあったまります~。
雲仙温泉は、硫酸塩泉に分類されます。
最後に塩化物泉の小浜温泉へ移動し、脇浜共同浴場(通称おたっしゃん湯)で入浴しました。
(すみません、最後の写真を撮影していませんでした。後日、おたっしゃん湯はご紹介します。)
冬の寒い日にポカポカと暖まる楽しいツアーとなりました。
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本日の平成新山

2009-12-27 14:22:13 | 平成新山
今朝の平成新山です。
今朝のニュースで知ったのですが、昨日は黄砂だったらしいですね。
どうりで昨日の平成新山は霞んで良く見えなかったはずだ。
昨日とは一転、今朝は透き通るような空気に平成新山が近く見えます。
所々に見える白いラインは雪です。

昨日は12月ジオツアー「バスハイキング~雲仙火山と島原の三温泉~」を実施しました。
9時から16時20分までの長丁場だったため、帰ってきてからは仕事をする気力が残っていませんでした。
今まで温泉をテーマにしたイベントは学習をメインにしたものがほとんどで、今回のような体験するということをしたことがありませんでした。
イイ!
良いですね、温泉体験。
我ながら思いつきにしては、かなり良いツアーができました。(自画自賛w)
参加者からも次回も行って欲しいとの要望が強かったです。
その模様は明日のブログにてご紹介したいと思います。
乞うご期待!
刮目して待て!!
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アカガシ

2009-12-25 13:40:26 | 植物
先日のクリまでで、頂戴した6種類のドングリの説明は終わりました。
もう1種類頂戴したものがあるのですが、「カシ」と記してあるだけで何カシなのかが分かりません。
アカガシか?とも思ったのですが、前回の眉山登山会の時に拾ってきたアカガシのドングリとは異なっています。
その眉山から拾ってきた「アカガシ」のドングリです。
アカガシは、山地に生えるブナ科コナラ属の常緑高木です。
材が赤みがかっているので、この名前がつきました。
ドングリは翌年の秋に成熟し、長さ2cmくらいの楕円形をしています。
殻斗には環状の模様があり、さらに褐色の軟毛が生えています。
ちなみに渋味が強く、食用に適しません。
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ハシブトガラス

2009-12-24 13:41:06 | 野鳥
一般にカラスと呼ばれているカラスには2種類あります。
嘴が太い「ハシブトガラス」と嘴が細い「ハシボソガラス」です。
(正確にはミヤマガラスなど他にもカラスの種類はいますが、一般的にという意味ではこの2種になります。)
全身真っ黒というこれ以上ない特徴を持ってしまったカラスは、遠くから見るとハシブトだかハシボソだか分かりません。
しかし、流石にここまで至近距離で撮影できると判明しました。
この写真のカラスは、「ハシブトガラス」です。
全国の都市部から高山帯にまで幅広く生息する留鳥です。
雑食性で地上で採食することが多く、昆虫・果実・残飯などあらゆるものを食べ、市街地ではゴミをあさる迷惑な鳥でもあります。
英名は「Jungle Crow」。
もともとは南方系の種らしく、その生息場所に因んでつけられました。
現代では都市部に最も多いカラスがハシブトガラスだと言われています。
で、カラスの名前の由来を調べていると面白いことを発見しました。
「からす」は「黒し」の変化であるとする説と、「カーラー」という鳴き声に鳥を表す接尾語の「ス」がついたものという説がある。(鳥の名前 大橋弘一著より)
ん?「黒し」?「カーラー」?
おや?この単語の並びどこかで見たことがあるような・・・?

大黒天だ!!
大黒天のことをインド名では「マハー・カーラー」と言います。
「マハー」は偉大なとか言う意味で、「カーラー」が黒を表します。
大黒天の説明は置きますが、以前雲仙のおしどりの池で大黒天の観察会をやった時に調べたものがここで繋がりました。
そこで、新説発表!
カラスの語源は、サンスクリット語の黒を表す「カーラー」からきている!!
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平成新山の残雪

2009-12-24 13:27:08 | 平成新山
雨で全部溶けただろうな~と思って出勤してみると、かろうじて影の部分に雪が残っていました。
日が射さず、雨も当たらない場所で残った雪は、さぞかし冷たいんだろうな~。
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クリ

2009-12-23 13:26:35 | 植物
ブナ科クリ属の「クリ」です。
山地に生える落葉高木です。
ブナ科の植物として現在栽培されているのはこの「クリ」だけで、その歴史も長いです。
何のための栽培?、勿論食用としての栽培です。
「食べたことがない」という人はほとんどいないと思います。
花期は6~7月で、雌雄同株です。
雄花は長さ10~15cmのクリーム色の穂になって、やや弓なりに垂れ下がる姿が目立ちます。
一方、雌花は雄花穂の基部につき、花のころは目立ちません。
実が成熟すると殻斗がイガになって、2~3個の堅果を包みます。
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本日の平成新山

2009-12-23 13:13:45 | 平成新山
天気予報では曇り後晴れでしたが、島原は朝から雨でした。
それも本降りのひどい雨でした。
園内に残っていた雪は、ほとんどこの雨で溶けてしまいました。
平成新山の残雪も溶かされているんじゃないかな~と思うのですが、雲がかかってまったく見えません。
お昼になって雨はあがり時々日も射すのですが、垂木台地が濃い霧で覆われ結局見えません。
今年も残り十日を切り、今日は年内最後の祝日です。
天気の影響もあるのでしょうが、お客さんは少ないです。
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クヌギ

2009-12-21 13:19:00 | 植物
「クヌギ」は、ブナ科コナラ属の落葉高木です。
山地に生え、高さは15mくらいになります。
花期は4~5月、ドングリは翌年の秋に熟します。
今まで紹介したドングリと比べると、大形で直径は2cmほどになります。
形はほぼ球形をしています。
殻斗は反り返り、写真のようなイガイガになります。
ちなみに食用にはむきません。
もらったクヌギには昆虫が産卵していたらしく、次から次へと白い幼虫が果皮に穴をあけて這い出てきます。
正体はゾウムシでしょうか?
育ててみたい気もしますが、春先にうじゃうじゃと出てこられると困るので、今回はパスということで・・・。
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ミズナラ

2009-12-20 13:16:24 | 植物
山地に生えるブナ科コナラ属の「ミズナラ」です。
ブナとともに温帯を代表する落葉高木です。
花は5月に咲き、ドングリはその年の秋にできます。
ドングリは、長さ1.5~2.5cmの卵状楕円形をしています。
殻斗は椀状で、こぶ状の突起がある鱗片にびっしりと覆われています。
(残念ながら、いただいたドングリには殻斗がありませんでした。)
これまた主観ですが、割りと白っぽく細長い印象を持ちました。
図鑑にはリスやクマの好物とありましたが、人間の口にはあわないようです。
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