島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ハルトラノオ

2013-04-29 13:39:49 | 植物
4月15日まで時間を巻き戻して下さい。
その日、午前中に私は普賢岳登山会の下見に新ルートを登ってきました。
ネタバレにならないように、その日のブログには更新しませんでしたが、見つけてきた花をアップします。
山地の木陰に生えるタデ科の多年草「ハルトラノオ」です。
トラノオの名前は細長い花穂を虎の尻尾に見立てたものですが、写真のようにハルトラノオの花穂は2~3センチと短いです。
イブキトラノオの仲間のひとつで、花が春に咲くのでこの名前がつけられました。
花期は4~5月、白い花弁のように見えるのは萼で、花弁はありません。
花の中からちょっと突き出ている赤いものは雄しべの葯です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山紀行3日目(岡山城)

2013-04-28 13:40:11 | 雑談・その他
後楽園から橋を渡って川向かいの岡山城へ来ました。
岡山城を築いたのは、宇喜多直家の実子、秀家で、時の天下人 豊臣秀吉の養子となって「秀」の一字をもらった人物です。
天正18年(1590年)から本格的な城作りを開始しましたが、途中秀吉の朝鮮出兵などで中断し、慶長2年(1597年)、8年の歳月をかけて完成しました。
戦国時代の名残で外壁を黒漆で塗ったため、太陽光に照らされるとカラスの濡れ羽色に似ていたため「烏城(うじょう)」の別名があります。

天守閣から金のシャチホコを入れて、岡山駅方面を撮影。
現在の天守閣は昭和41年に作られた鉄筋コンクリートですが、外観は旧来通りに再現されています。
館内では5月6日まで特別展「江戸の旅人たち」が開催されており、

入場料は通常より高くて大人800円しました。
本当は後楽園との共通入場券560円を購入する予定だったのですが、痛い出費です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山紀行3日目(後楽園)

2013-04-28 11:04:06 | 雑談・その他
岡山滞在3日目は、お昼前には帰りの新幹線に乗らなければならないので、朝7時半から観光地巡りを始めました。
岡山市において観光地と言えばここでしょう。
特別名勝「岡山 後楽園」!!
言わずと知れた、金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園と並ぶ日本三大名園のひとつです。
岡山藩2代藩主 池田綱政が家臣の津田永忠に命じて、貞享4年(1687年)に着工、元禄13年(1700年)には一応の完成を見ました。
総面積約13万㎡の広大な敷地に池や築山などが配された回遊式庭園で、江戸時代の姿を大きく変えることなく現在に伝えられてきました。
さて蘊蓄はこれくらいにして、園内の地図を見ると鶴舎がありました。

築庭当時から鶴が飼育されていましたが、戦後絶滅したそうです。
その後、岡山で学んだことのある中国の郭沫若(かく まつじゃく)という方からタンチョウ2羽が贈られ、釧路市の協力も得て復活したそうです。
歩いて回ると結構広く色々なもの(流店とか廉池軒とか)があるのですが、如何せんよく分からない。
ガイドさんをお願い出来ればもっと面白かったと思いますが、朝早すぎてどこも活動していない。
そんな中で私の目を引いたのは、池の縁に立つ大岩。

ジオに関わるようになってから岩石が気になるようになりました。
これは「大立石(おおだていし)」と言って、花崗岩(かこうがん)だそうです。
よく見ると岩全体に割れ目が入っています。
これは藩主の池田綱政が庭園を造る時に運ばせるため、九十数個に割って組み立てた跡だそうです。
なんて贅沢な庭の作り方なんでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山紀行2日目(鷲羽山VC)

2013-04-27 15:45:32 | 雑談・その他
岡山市から電車に乗り、移動した先は倉敷市のJR児島駅。
ここからはバスに乗り換え移動なのですが、タイミング悪く1時間1本のバスが出た後。
50分近くの待ち時間がありました。
時間潰しに、児島は国産ジーンズ発祥の地とのことから、最近破れたジーンズを買い替えることにしました。
お店を探して、ジーンズを選んで、裾を直してもらいながら世間話をして・・・。
気がつけば1時間過ぎ、またもバスは出た後。
「これ以上遅れたら岡山まで帰れない!しゃーないタクシーだ!」

ものの15分ほどで着きました。
左に見える橋脚は瀬戸大橋のものです!
手前にレストランが見えますが、その上に見えている建物が「鷲羽山VC(わしゅうざん ビジターセンター)」です。
昭和9年に雲仙と同じく日本最初の国立公園に指定された瀬戸内海国立公園にあります。
鷲羽山からの備讃瀬戸の多島美は瀬戸内随一と評価されています。
鷲羽山VCは、その鷲羽山を取り巻く自然や歴史、瀬戸大橋などの多くの魅力を味わい、楽しく散策していただくための施設です。
133mの鷲羽山山頂からの眺めです。

こちらは児島方面です。
瀬戸内方面もお見せしたいですが、皆さんが実際に行かれた時の楽しみに取っておきましょう。w
瀬戸大橋が間近に、巨大に見える場所もあります。
昨年度まで実施していた環境省の「全国自然いきものめぐりスタンプラリー」に参加しており、(もうスタンプラリーは終了してしまいましたが、)「ミツバツツジ」のスタンプを頂いてきました。
岡山市からはちょっと遠かったですが、「行って良かった」、「行く価値がある」センターでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山紀行2日目(操山公園里山センター)

2013-04-26 11:22:36 | 雑談・その他
結婚式翌日、朝早くから活動を開始しました。
路面電車を終点「東山」まで乗車。
運賃は140円、登校する女学生で満員だったのでちょっと恥ずかしかったです。
よく調べれば良かったのですが、「操山(みさおやま)に着けば何とかなるだろう」と高を括っていたのが間違いでした。
東山から里山センターまでは軽く登山で、山1つ越えなければなりませんでした。
しかし、思い掛けないことが起こるから旅は楽しいのであって、

まさか、こんな眺望を楽しめるとは思ってもいませんでした。
操山は、岡山市中心部の東に位置し、標高130~170mの山々が東西に連なった丘陵地です。
ハイキングやウォーキングを楽しんでいる方が多くいて、里山センターまでの道を尋ねると皆さん親切に教えて下さいました。
操山公園里山センターは、操山を散策する人のために四季折々の自然情報の提供や自然観察会、自然・歴史に関する講座などを行っています。
この時もボランティアの方が忙しく、展示やイベントの準備をしていました。
邪魔にならないようにセンター内を見学させていただき、スタッフの方ともお話出来ました。
帰りは、もと来た道を戻るのはしんどかったので、バス停までの道を教えてもらいました。

行きと違い、里山の景色を楽しみながら次なる目的地にむかいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森林公園のツツジ

2013-04-26 10:33:25 | 観光・施設
暫く島原から離れている間に、お隣の森林公園のツツジが見頃をむかえています。
昨日は1日雲の中に平成新山が隠れていましたが、今日は朝から写真日和です。
やはり少しばかり開花が早いようです。
今朝展望台から確認した芝桜公園は、すでに色あせ始めています。
1週間くらい見頃が早まっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山紀行1日目(結婚式)

2013-04-25 14:40:23 | 雑談・その他
ジオツアー終了後、フェリーに飛び乗り熊本へ渡りました。
熊本で1泊し、翌朝九州新幹線に乗りました!
一度は乗ってみたかった、夢の九州新幹線“さくら”です。(表紙写真)
乗り換えなしで着いたのは目的地岡山駅。

所要時間、約2時間半。
朝8時に熊本にいた人間が、10時半には岡山に立っているのだから不思議でしょうがない。
日本人の技術力ってすごいなあ~。
てなわけで友人の結婚式に参列しました。

プライバシーの問題などあるので、写真は結婚式を挙げた場所です。
午前中は曇っていたものの、午後からは絶好の結婚式日和でした。
しかし、すっごい建物で式を挙げたな~。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普賢岳登山会はバスツアーに変更になりました。

2013-04-24 14:47:03 | イベント
お久しぶりです。
昨日の夕方、島原に帰ってきました。
友人の結婚式に岡山県まで行ってきました。
個人的な旅行ですが、せっかく県外に出たので、勉強も兼ねていくつか回ってきました。
と、その前に出発前の20日の日に何をしていたかというと、イベントを実施しておりました。
「普賢岳登山会~新登山道を歩こう!~H25」の開催予定でしたが、当日はあいにくの雨。
急遽バスツアーに変更しました。
仁田峠から雲仙温泉に移動し、地獄を見学しました。
昼食後は小浜まで下り、小浜の町さるくを実施しました。
上の川湧水、刈水鉱泉、小浜歴史民俗資料館などを見学しました。
天候により登山は出来ませんでしたが、みなさん街歩きを楽しんでくれたようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナミズキの開き方

2013-04-19 13:33:37 | 植物
たくさんあるハナミズキを観察していると面白いことに気付きました。

最初、総苞片は写真のように4枚の先端がくっついています。
ちょっと軽く指で引っ張ってみましたが、簡単には外れないようにくっついていました。
その後、2枚が離れ、

最後に残り2枚も離れるようです。

不思議な植物で、俄然興味が湧いてきました。
秋にはどんな実がなるのか、再び観察に行きたいと思います。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナミズキ

2013-04-18 13:45:26 | 植物
今日は黄砂の影響で、平成新山が見えません。
ずっと薄雲がかかったような状態です。
さて、先日所用で郵便局に行きました。
その郵便局の敷地に植栽された樹木が、花を咲かせていました。
「やや!これは噂に名高い『ハナミズキ』ではないか!?」
あの一青窈の歌で一躍有名になった「ハナミズキ」が植えられていました。
「ハナミズキ」は、北アメリカ原産のミズキ科の落葉小高木です。
1912年に東京からワシントンに桜を寄贈した返礼に、日本に贈られたものです。
別名“アメリカヤマボウシ”と言います。
今では庭木や街路樹として植えられていますが、元々日本のものではなかったのですね。
ヤマボウシに似ていますが、花びらのように見える総苞片の先が凹んでいます。
本物の花は真ん中にあります。
花期は4~5月、原種の総苞片は白色ですが、淡紅色や紅色などの園芸品種もあります。
しかし、背景のオレンジ色がJP(日本郵政)感を全面に押し出しているなあ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする