島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

11月講座「島原城の近・現代史」報告

2024-11-17 13:42:57 | イベント
24.11.17(日) 天気;曇り一時雨 気温;16℃
 昨日、歴史・文化講座「島原城の近・現代史〜島原城と島原市の関わり〜」を開催しました。
 参加者は12名、ほぼ半島民でしたが、新聞に掲載されたこともあり諫早市や西彼杵からの参加もありました。

 さて、まずは私の感想からですが、「控えめに言って『めちゃくちゃ楽しかった』」です!
 知らなかった話を聞くのは、どうしてこうも興味や好奇心を掻き立てられ、知識欲を呼び起こされるのでしょう。 脳内麻薬のドーパミンがドバドバ出て、アドレナリンによる心拍数や血圧の上昇を止められなかったですね。
 上記の表現は大袈裟にしても、それくらい面白かったです。w

 先日のブルーインパルスの飛行もそうですが、島原城築城400年のイベントが島原市内あちこちで開催されています。
 しかし、「島原城築城400年」と言うと400年前の築城開始の頃の「松倉重政が・・・」とか「島原藩が・・・」とか歴史がフォーカスされがちになります。
 なので今回、講師の先生の話は明治の頃のお城が終わったところから始まりました! そこから島原城再建へ向けての紆余曲折の物語が始まるわけです。
 再建がなった後も簡単に話が進むわけではありません。 その時々の時代のニーズに合わせながら、島原城は目的を変えて島原市のシンボルへと、市民から愛される場所へと成長する物語になっていました。
 平成に入ってからは普賢岳の噴火災害があり、市は復興へと力を注ぎましたが、この「築城400年」を機に今後の島原城のあり方や市民との関係を考えていこうと話はまとまっていました。
 島原城の400年という時間の中の、明治以降たったの150年ほどのお話でしたが、こんなに面白いものだったとは改めて感動させられました。(今もって熱冷めやらず、です。)
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クイズラリーは今日までです。

2024-09-01 11:22:59 | イベント
24.9.1(日) 天気;晴れ 気温;27℃
 昨日、枝などの撤去を行なってセンターに戻ってくると電話が鳴りました。 「事務所から台風後の確認の電話かな〜」と思って電話に出ると、学童さんから「クイズラリーに参加したいです」と・・・。
 最強台風が来ることが分かっていたので、28日にクイズラリーは撤収していました。 残り2日(31日と9月1日)なのでこのまま終わるか、来てもカウンターで紙芝居形式で問題を出してお茶を濁そう ゴホン、もとい 答えてもらおうと思っていました。
 しかし、しっかり団体で来るとのことだったので、事情を説明し時間をいただいて再設置しました。w
 そのクイズラリーも今日までです。
 夏休みも終わりですが、時間がありましたらご参加ください。 参加賞もあります!w
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工作教室「風車貯金箱」

2024-08-17 15:58:12 | イベント
24.8.17(土) 天気;晴れ 気温;30℃
 体調が戻りません。 痰は出なくなりましたが、咳が出続けます。 相変わらず熱はないので平常勤務を続けていますが、咳が出るたびに力んでいるので軽い筋肉痛です。

 今日は午前中に工作教室の「風車貯金箱」を行いました。 参加者は6名です。 今日までに学童や子供会向けに再三実施していたので、手慣れたものです。 しかも、今回は子供たち一人一人に保護者さんがついています。 失敗する筈がありません。w
 世間の「昭和レトロブーム」に乗っかって、「そう言えば、昭和の子供たちって夏休みの工作に『動く貯金箱』をよく作っていたよなー」との着眼点から、キャッシュレスのこの時代に“あえて”現金を貯める「貯金箱」の工作にしたのですが、意外に申し込み多かったな。w
 もう一つの「絵合わせ箱」の方が人気あるかな?と予想していたのですが、貯金箱作っている方が多かったです。 世間一般との感覚のズレが・・・。 「絵合わせ箱」はイメージしにくかったかな? 反省点です。
 団体の申し込みがあと2件、週明け月曜日と来週木曜に入っているので、それが終われば夏休みのゴールも見えてきます。
 少しづつ咳が出る回数も減ってきているので、もうちょっと頑張りましょう、自分!w
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スクイ・長浜海岸の生き物を観察しよう! 報告

2024-08-04 17:13:21 | イベント
24.8.4(日) 天気;晴れ 気温;36℃
 昨日(3日 土曜日)「スクイ・長浜海岸の生き物を観察しよう!」を開催しました。 参加者は親子2組5名です。
 あともう1組欲しかったですが、予約受付開始前日に電話回線が故障してしまい、それでもなんとか申し込みをしてくれた2組でした。

 まず最初に観察会を行う上での注意事項を確認し、危険な生物や熱中症に気をつけるように促しました。
 その後長浜海岸まで足を伸ばし、「ハマナデシコ」や「オカヒジキ」、「ハマサジ」などの海岸の植物を観察しました。
 次にスクイまで戻ってきていよいよ海の中に足を踏み入れました。
 スクイとは潮の干満差を利用した漁法の1つで、島原では囲いを作るために必要な石が簡単に手に入ったこと、有明海の干満差があったこと、ただ単純に魚や貝が豊富だったことから昔から利用されてきました。
 この日の海水は「温い」いや「暖かい」くらいの水温で、ちっとも『涼』にはなりませんでした。w
 私たちが海に入る前に地元の保育園さんが地引網体験を行なっていて、そのとりこぼし(?)のカサゴ(アラカブ)やサカタザメ(キャーメ)〔括弧内は島原での呼び名〕が、弱った状態で見つかりました。
 他にもコウイカの子どもやカワハギの子ども、磯ガニなどを観察することが出来ました。

 子どもたちはとても満足して帰って行きましたが、残ったスタッフは疲労困憊で後片付けを行いました。w
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工作教室「絵合わせ箱」〜時間との戦い

2024-07-26 13:25:08 | イベント
24.7.26(金) 天気;晴れ時々曇り 気温;32℃
 私用もあって忙しく、更新できませんでした。
 とりあえず報告としては、7月20日の夏のイベント第1弾「絵合わせ箱」は予約なく終了しました。
 その後、7月24日に少人数で予約のあった「風車貯金箱」の工作を行いました。 本開催が後半だったのでまだ準備不足でしたが、工作自体は完成していたので無事終了しました。
 昨日、今夏初めての学童さんでの工作教室でした。本番は予約なしで流れた「絵合わせ箱」の工作です。
 参加者は予定の15名を越え22名(おいおい予定とちゃうやんけ)。 しかもその人数を車1台でピストン輸送するものだから開始時間が20分も押しました。 まあ、午後からの予定も入っていなかったのでそれくらいの遅れは許容範囲内です。
 最初に牛乳パックを切り取って立方体を4つ作ります。 案の定、この作業が一番時間を取ります。余裕で1時間経過しました。
 次に立方体4つを組み立ててつなぎ合わせるのですが、これが難しい。 説明も難しいのですが、理解も難しい。 見本をしっかり観察すれば分かるのですが、何度も同じ間違いを繰り返します。
 なんとか組み立てたところで丁度12時になりました。 ここで数名が時間切れとなり、退出することに・・・。 完成まであとちょっとです。
 最後に6面にイラストを貼り付けて完成。 終了時間は12時20分、20分押しでなければ時間丁度に終わったのに。
 感想を書いてもらう暇がありませんでした。
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6月月学習会「地震学習会」報告

2024-06-09 10:15:49 | イベント
24.6.9(日) 天気;雨 気温;21℃
 昨日のお昼前から昼過ぎにかけて一度雨が降り、その後夕方まで止んでいました。「路面乾いてきてるな〜」と思いながら閉館していると再び雨が降り始め、今朝に至ります。
 今日のお昼から曇りマークになっていますが、この霧は晴れるのでしょうか?

 昨日「地震学習会〜近年に起きた地震について学ぼう!〜」を開催しました。
 事前予約は定員オーバーの24名だったのですが、キャンセルやら当日飛び込みやらで最終的には22名の方が参加してくださいました。(キャンセル待ちをお願いしていた方にもご参加いただきました。)
 言わずもがな、今回の学習会のきっかけは「能登半島地震」です。 お正月に起きた地震は結構ショッキングでした。 その後色々と報道を見ていましたが、自分的に能登半島地震には「なんで?」と疑問に思うことが多々あったので、本職地学の先生である寺井先生に解説をお願いしました。
 基本としてウェーゲナーの大陸移動説から話が始まり、プレートテクトニクスの考えをおさらいしました。
 そこで地震には「プレート境界地震」と「プレート内地震」があることを学びました。 プレート境界地震はいわゆる一般的に学ぶ地震の起き方で、例えば東日本大震災などがそれにあたります。
 一方、プレート内地震が今回の能登半島地震にあたり、プレート内で起こる地面の押し合いや引っ張り合いを原因にした地震のことを言います。 参加者のアンケートに「大地のかけ引き」という言葉が使われており、「なるほど、上手い言い回しだ」と思いました。
 他にもプレート内地震の起きやすい所として、「歪み集中帯」というワードを学びました。 能登半島にはこの「歪み集中帯」があるのだそうです。
 また、今日本各地で起こっている地震も、太平洋プレートがグイグイ押していたものが東日本大震災で解放され、他の北米プレートやユーラシアプレート、フィリピン海プレートにかかる力が変化して起こっているんだろうとの見解をお聞きすることが出来ました。
 どの話も具体的な例や詳細を説明していただき、言われてみれば「なるほど、そうか!」と納得のできる話ばかりでした。
 学習会の最後に参加者からの質問を受けました。 質問は難しいものばかりでしたが、分かりやすく楽しく解答して頂きました。
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5月自然観察会「眉山登山会75」報告

2024-05-18 15:56:22 | イベント
24.5.18(土) 天気;晴れ 気温;27℃
 今日の午前中に「眉山登山会」を開催しました。 いや〜疲れた。w
 もう本当、今回はダメダメでした!
 まず最初っから申込者1名を落としてました。 前回の更新で申し込み5名としていましたが、実は6名で予約受付時に私が記入し忘れていました。 定員には余裕があったので良かったですが、定員いっぱいの状態だったらOUTでした。
 次に予定時間を大きくオーバーしてしまいました。 終了予定時刻を12:30としていたものを実際には13:30に終わりました。 1時間のオーバーです。
 ありえません。 皆さん寛大にも許していただきましたが、めちゃくちゃ怒られたとしても平謝りするしかない状況でした。
 で、3つ目が表紙の写真です。 山頂での記念写真ですが左端のお客さんが見切れとる・・・。 陰影で見えなかった。 この写真はここでしか使えない、お蔵入り決定です。
 時間は大幅にオーバーしたものの事件・事故があったわけでもなく、アンケートにも攻め立てるような記述がなかったので、今回はギリギリセーフとしておきましょう。
 肝心の観察会の中身ですが、なんとか話を繋いで、「コガクウツギ」「ヤマツツジ」「オオナルコユリ」を見つけて紹介しました。
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4月ジオツアー「南島原オルレを歩く」報告

2024-04-25 11:09:05 | イベント
24.4.25(木) 天気;晴れ 気温;18℃
 ネットに繋がりません。 PM2.5や黄砂の影響なのか? 今朝も繋がっていなかったのですが、今突然繋がりました。

 先週の土曜日4月20日に「南島原オルレをジオ的観点から歩いてみよう!」を開催しました。(ジオツアーなのかオルレなのか分かりにくいな。w)
 天気予報でかなり悩みましたが、降り始めが昼になると読んで早め早めの行動を心がけました。 当日、口之津町の朝は時折日が射す天気だったのですが、徐々に冷たい風が吹き始め、お昼前に雨が降り始めました。
 前後しますが、参加者は6名。 初めて参加される方も、諫早からの参加者もいました。
 口之津港の隣にある緑地公園に集合し、講師紹介を行なって始めました。 今回は認定ジオガイドの吉田氏に講師をお願いしました。
 口之津港を出発し、昔の商店街を通り抜け、「野田堤」に向かいました。 この「野田堤」は、十六世紀後半に野田新左衛門さんが発案し築いた人口のため池です。 その後、平安時代に太宰府へ外敵の侵入を知らせる狼煙(のろし)をあげる場所だった「烽火山(のろしやま)」を越えました。
 現在は無くなっていますが、呼び名として残っている「野向の一本松」で記念撮影を行いました。(表紙写真) ところが、ここでポツリポツリと雨が降り始めました。
 「予想よりも早いな〜」と思ったのですが、そこから見える西の空は雨雲しか見えません。 合羽を着ながら「終わった〜」とあこう群落がある港まで歩きました。
 港では地元の方が作業する小さなほったて小屋をお借りして、昼食を摂りました。 昼休憩を取っている間に雨は小雨になり、午後再開する時間には気にならないほどになっていました。
 いつ本降りになるかヒヤヒヤしながら歩き続け、口之津灯台・口之津歴史民俗資料館分館(旧本館)を通って口之津港まで帰ってきました。
 雨には降られましたが、しっかりと南島原オルレを楽しむジオツアーが開催できました。
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24年3月焼山登山会報告

2024-03-17 09:47:19 | イベント
24.3.17(日) 天気;雨 気温;11℃
 昨日までこんなに良い天気だったのに、今日は雨・霧がかかっています。

 昨日は「焼山登山会」を開催しました。 参加者は8名です。
 月曜日からずっと体を動かしており、前日から全身筋肉痛で階段を登るのも苦労しましたが、楽しい2時間を過ごせました。
 昨年と比べてなぜか花が少なく、解説に困りました。 はっきり咲いていたのは「ヒサカキ」「アオモジ」くらいで、あとはクヌギのどんぐりやシマバライチゴの実、まだ熟していないナワシログミの実でお茶を濁しました。 暖冬の影響なのか、ここ数日の気温の低さなのか?
 下山時に一枚岩にのぼりましたが、PM2.5の影響で景色は霞んでいました。 一枚岩で記念撮影(表紙画像)をしましたが、思いっきり逆光でした。 この画像は他では使えないな。
 最後に麓の焼山湧水で水分補給を行い、終了しました。
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野鳥観察会報告

2024-02-18 13:11:10 | イベント
24.2.18(日) 天気;晴れ 気温;10℃
 昨日、「島原半島の野鳥観察会〜島原半島北部〜24」を開催しました。
 参加者数は4名でした。 今回は昨年のような天気の心配がなかったので、ゆったりたっぷり野鳥観察を楽しみました。
 コースは昨年と同じです。 まずは吾妻町の干拓地へ行きました。
 着いて早々、ナベヅル発見!  昨年は鳴き声のみで姿が見えなかったので、今回の裏目標に据えていたものです。 残念ながら距離が遠くて写真撮影まではできませんでしたが、フィールドスコープを使ってお姿を拝見出来ました。
 ここではカモ類(画像のヒドリガモなど)やオオバンやカワウ、そして水中に嘴を突っ込んだまま右に左に走り回っているヘラサギを観察できました。 
 他にもウグイスやシジュウカラなども小鳥もおり、極め付けは、
水中を進むイノシシが出てきました。(笑)
 なんだかんだで同じ場所で1時間の観察w。 さすがにお昼になったので諫早湾の干拓堤防道路へ移動して昼食を頂きました。
 昼飯を食べていると、目の前にジョウビタキ(メス)が姿を現しました。
 干拓堤防道路ではスズガモ、ホシハジロの群れがいました。
 その後島原へ戻ってきました。 大手浜でウミアイサとオナガガモを観察して、垂木台地へ帰ってきました。
 センターでも観察を行う予定だったのですが、バスを降りてみると周囲がシーンとしています。・・・鳥がいない。 遠くでウグイスがかすかに囀っているか、たまにヒヨドリが騒ぐくらいで観察会を続行できるレベルではなかったです。
 最後は尻すぼみになってしまいましたが、終わってみると昨年より多い27種、うち9種は今年初めて観察できたものでした。
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