島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

普賢岳新ルートの巡視に行ってきました。

2017-09-30 15:29:24 | Weblog
ちょっとデータなどを整理しないといけないので、詳しい事は書けませんが、普賢岳新ルートの巡視に行ってきました。
登山道に関しては、特に問題ありません。
倒木や落石もありません。
新ルート(我々が受け持っている区間)に関しては歩きやすいです。
しかし、普賢岳から紅葉茶屋へ下る道が、両サイドから伸びた草で覆い隠された部分があります。
登山道において、足元が見えない危険性は言うまでもないと思います。
また、紅葉茶屋からあざみ谷の間はスズメバチが多く見られました。
多分雲仙だけではないと思いますが、今年は例年に比べてスズメバチの出現頻度が高くなっています。
登山道近くに巣はなさそうでしたが、十分に注意して下さい。
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吾妻岳は吾妻町にはなかった!

2017-09-29 12:58:00 | 雲仙
吾妻岳登山会の時のネタ話です。
今回、吾妻岳登山会を行うにあたって、吾妻岳について色々と調べてみました。
その際に分かった事は「吾妻岳の山頂は、吾妻町に接していない。」という事でした。
丁度吾妻岳付近に町境があるのですが、吾妻町は山頂よりももっと下の辺りで終わっているのです。
吾妻岳の山頂は、瑞穂町と千々石町の境です。
表紙写真は、山頂とされる三角点のある場所なのですが、その後ろにこんもりと石垣みたいなのが積んであるのが分かりますか?
町境です。
写真を撮影している側が千々石町で、奥が瑞穂町です。
今は合併してどちらも雲仙市になっていますが、昔は土地の管理上厳しく境を決めていた名残です。
さて、それでは何故吾妻町は“吾妻”を名乗ったのでしょうか?
それは山田村と守山(もりやま)村が合併して町制をしこうとした時に、『吾妻岳の麓にあるから吾妻町にしよう』と一般応募で決まったそうです。
しかし、吾妻岳の山頂が吾妻町内になかったとはビックリです。
調べるのに吾妻町・瑞穂町・国見町・千々石町の各町の郷土史を読んだところ、一番記載が多かったのは千々石町でした。
山頂から少し離れた吾妻観音は間違いなく千々石町内にあるからです。
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カラスノゴマ

2017-09-27 10:44:37 | 植物
吾妻岳の下見では見つけて、本番の時には見つからなかった植物です。
解説しようと準備していたのに。w
使い慣れない新しいデジカメのため、若干ピントが甘いです。(表紙写真)
道ばたや畑などに生えるシナノキ科の1年草「カラスノゴマ」です。
漢字で書くと「烏の胡麻」、そのままです。
名前の由来も、胡麻に似た実をつけるのですが、人間が食すには小さいため“カラス用の胡麻”ということから名付けられました。
花期は8〜9月、どちらかと言えば夏の植物になります。
黄色く大きな花を下向きに咲かせます。
葉っぱには、触るとふかふかとした毛が生えています。
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長崎の路面電車

2017-09-26 13:02:40 | 雑談・その他
個人的な用事があって、長崎市内まで出掛けてきました。
表紙の写真は、長崎市内を走る路面電車です。
何年ぶりだろ〜?
久しぶりに乗りました。
学生の頃はよく利用していましたが、今は全然ですね。(市内に行く事自体マレだし。)
1回どこまで乗っても120円です。(子供は60円)
懐かしついでに長崎大学に寄って、学食のハンバーグカレーを食べてきました!w
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断層クライム〜吾妻岳登山会〜

2017-09-24 15:39:26 | イベント
格好よく「断層クライム」なんて名付けましたが、要は「吾妻岳登山会」です。
かっこいいネーミングで新しい参加者が増えないかなーって思いました。
それはともかく、普段は3月の始めに行っている吾妻岳登山会を9月に実施しました。
年度で言えば昨年度の3月に実施した吾妻岳登山会で1名のリタイアが出たので、冬期のブランクがあっての吾妻岳登山はキツイのか?と考え、まだ体が動く9月に実施してみました。
それ程、吾妻岳の登山、いえ、断層崖を登るのはキツイのです。
なにせ休憩を取る場所が無い。
観察会なのでまとまった人数がいるのですが、そのまとまった人数が休める広い場所が途中に無いのです。
登り始めたら最後、山頂まで休み無く登るしかないのです!w
まーそれは冗談として、狭い登山道で一列になってしか休憩が取れませんでした。
山頂を経由し、たどり着いた吾妻観音で昼食を摂りました。(表紙写真)
残念だったのはあまり天気がよろしくなく、遠くの眺望が効かなかった事です。
晴れてればよかったのに、天気予報当たらないなー。(前日まで『晴れ 降水確率0%』でした。)
下りは下りで、転石で足元が滑りやすくなっているので、ふんばりの効かない子供たちに合わせて、ゆっくりと下りました。
紹介できる植物は少なかったのですが、その分歴史やジオ的な話をまじえつつ、観察会を終えました。
登山会で使用したネタ話は、機会を見ながら紹介したいと思います。
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これが最良

2017-09-23 12:49:02 | 野鳥
朝からぼんやり空を眺めていると(こらこらっ仕事中だぞ w)。
トビとは違った猛禽類の飛翔姿が見えました。
急いで愛用のカメラを取りに行き、何枚か撮影したうちの最良のものが表紙の写真です。
「ミサゴ」っぽいですね。
2016年3月11日の記事で紹介しています。
話は変わりますが、明日の「断層クライム〜吾妻岳登山会〜」に向けて、今調べ物をしています。
ネタバレになるのでまだ書けませんが、面白そうな話も掘り出しています。
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クリ2017

2017-09-20 13:10:05 | 植物
今日の普賢岳新ルートの巡視は雨天のため延期になりました。
そう、雲仙では雨が降っています。
天気予報では曇りで降らない筈だったのに。
ザーザー降りの雨ではありませんが、シトシトと小粒の雨が朝から降り続いています。
そんなワケなので、先日池の原に行ってきた時にストックしていた「クリ」を紹介します。
台風前にもかかわらず、たくさんの実が落ちていました。(表紙写真)
「クリ」は、2009年12月23日の記事で紹介済みですが、堅果(どんぐり)としてがメインだったので、樹木としてもう一度紹介します。

ブナ科クリ属の落葉高木です。
黒実(くろみ)から「クリ」になったと言われています。
実がなっていれば誰でもそれと分かるものですが、葉っぱだけでは「クヌギ」によく似ています。(上の写真)
違いは、鋸歯が小ぶりでおとなしい感じがし、先端まで緑色をしていることらしい。(比べる機会があったら紹介します。)
実は、栽培のものに比べて自生のものは小さいです。(「柴栗;しばぐり」と呼ばれます。)
日本の秋ですな。w
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吾妻岳下見再挑戦

2017-09-19 15:22:03 | Weblog
台風18号も去った事で、ようやく吾妻岳の下見に行くことが出来ました。
ちなみに昨日は駐車場勤務でした。
雲仙では台風の被害はほとんど見られず、今日の下見でも倒木などは見られませんでした。
ネタバレしてしまうので内容は書きませんが、夏以降久しぶりの登山はきつかった。
登りでは心肺機能が、下りでは膝関節や腿の筋肉がダメージを受けました。
明日は普賢岳新ルートの巡視予定です。
帰ってきてからブログが更新できるか・・・微妙です。w
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台風18号接近中

2017-09-16 12:40:05 | 気象
台風18号が日本列島に近づいて来ています。
そのため秋雨前線が刺激されたりで、この数日雲仙は不安定な天気になっています。
今月24日(日)に予定している吾妻岳登山会の下見を行っておこうと、14日(木)に朝から出掛けました。
天気予報は「曇り」、でも降水確率は「40%」。
外に出ると路面が濡れている。(夜中のうちに一回降ったようだ。)
でも、まあ午前中は保つだろうと出掛けた矢先に雨が降り始めました。
往復2時間くらいだから小雨のうちに帰って来られるだろうと田代原に着きました。
吾妻岳の登山口まで行きました。(表紙写真)
本降りのまま、いっこうに止む気配がありません。
周囲を見渡しても、雨が止む要素が見つかりません。
吾妻岳は距離こそありませんが、断層崖を登る急坂のため、濡れると道が滑って非常に危険です。
仕方なく、下見を諦めました。(登山口まで行ったのに)

台風18号は明日の朝、九州に最接近もしくは上陸しそうです。
情報館も明日は臨時休館になるのではないかと思います。(まだ結論が出ていない。)
明日、明後日にかけて日本列島を縦断しそうなので、皆さんも充分にご注意下さい。

※13時ごろ;明日の臨時休館が決定しました。
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ツリガネニンジン

2017-09-13 13:33:53 | 植物
ワレモコウを探しに池の原に行った時に見つけました。
山野に広く生えるキキョウ科の多年草「ツリガネニンジン」です。
釣鐘のような形の花が咲き、白く太い根が朝鮮人参に似ていることから名付けられました。
春の若芽はトトキと呼ばれ、山菜として親しまれています。
以前見つけた「ソバナ」(2015年9月17日記事)と同じ仲間です。
違いは、「(ソバナが)ツリガネニンジンのように花が輪生することは無く、茎の片側にかたよって花がぶら下がります。」と書いたのですが、輪生しているようには見えないな・・・。
他に花の柱頭が花の外に出ているのが「ツリガネニンジン」、出ていないのが「ソバナ」です。
花期は8〜10月で、細い花柄の先に長さ2cmほどの花が下向きに咲きます。
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