島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

旧小浜鉄道 木津の浜駅跡

2011-04-17 13:16:03 | 歴史・史跡
木津漁港の入口には、小浜鉄道が走っていた時代の駅跡が残っています。
1921年(大正10年)に島原鉄道の創業者でもある植木元太郎が、小浜地方鉄道株式会社を設立しました。
1927年(昭和2年)3月に千々石-肥前小浜間を開業し、同年5月に小浜鉄道に社名を変更しました。
その後、諌早から小浜までの直通運転などを行いましたが、1938年(昭和13年)に廃線になりました。
富津漁港の入口にも駅跡らしき名残がありますが、こちらほどはっきり分かるものではありません。
昔の人たちの生活が偲ばれます。
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緑のトンネル

2011-04-16 13:15:54 | 雲仙
それでは、富津から木津まで歩いた話しを。
表紙の写真は出発直後の富津漁港です。
下に見える屋根屋根は富津の集落です。
右真ん中くらいに海につき出した岬が見えますが、ここが富津弁天公園です。
以前記載した(3月31日記事)ように、県道201号線は旧小浜鉄道の線路跡を活用して作られています。
進んでいくと、

汽車が走っていたと分かるトンネルを通ります。
トンネルの中でも撮影したのですが、光の加減で思いっきりブレていました。w
トンネル内は薄暗く、車道と歩道が分かれていませんので、行かれる時は気をつけて下さい。
さらに歩いていくと、

両脇が切り立った山の間を抜けていきます。
葉があまりありませんでしたが、こういった通りが「緑のトンネル」です。
結構長い道のりに数個所ありました。
おそらく人力でこういった場所を掘って線路を通したのでしょうが、すごい労力と時間がかかったのだろうなあ、と少し感傷に浸りました。
約30分の時間をかけて木津漁港の見える位置まで到着しました。

右上に見える対岸のラインが千々石断層です。
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千々石海岸

2011-04-15 13:37:52 | 雲仙
雲仙市千々石町の千々石海岸です。(ちぢわと読みます。)
昔、千々石の西岸一帯は海岸から直接田畑が続き、強風の時は砂を巻き上げ波しぶきを田畑にまき散らし、住民は度重なる収穫の減少に苦しんでいました。
江戸時代初期の1618年のころ、藩主松倉重成はこれを聞き、代官に堤防を築くように命じました。
代官は民を指揮して約1963mの堤防を築き、その上に松を植えました。
この偉業は防風林・防潮林として今日の千々石を育ててきました。
この地は、21世紀に残すべき日本の自然として、「日本の自然百選」に選ばれています。
また、21世紀に引き継ぎたい「日本の白砂青松100選」にも選ばれています。
(3月30日更新の「富津弁天公園」の“白砂青松”がここで生きてくるとは!)
写真は、千々石展望所から撮影しました。
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福石様

2011-04-14 13:21:04 | 雲仙
次回イベントの下見に行ってきました。
が、下見をそのまま掲載すると本番の面白みがなくなるので、イベントとは関係のない話しをアップします。
場所は雲仙市千々石町です。
千々石川の河口にある「福石様」です。
ちょっと遠目で見難いですが、両岩の間には綱が張られています。
あまり資料がなかったので、いわれを調べてみました。
常田富士男さん、もしくは市原悦子さんの声を想像してお読み下さい。
「昔、大津波が押し寄せてきて、千々石村は今にも押し流されようとしていました。その時、海岸の岩の上に立てられていたお地蔵さまが身代わりになって、どんぶりと海に身を投げました。すると、たちまち大波は引いてしまいました。それから村民はまたお地蔵さまをまつり『福石』と名付けました。その後はどんな大波が来て波をかぶっても、このお地蔵さまが落ちることはなかったそうなあ。」
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桜とヒヨドリ

2011-04-13 14:04:09 | Weblog
おっと、こんな良い写真を流してしまうところでした。
もうだいぶん前の写真ですが、島原城の桜を撮影しに行った時です。
堀端でヒヨドリの声を間近に聞き、桜の蜜を吸っている(舐めている?)個体を見つけました。
メジロやウグイスだけでなく、桜の花には色々な鳥が似合いますね。

さて、本日の垂木台地は晴れています。
黄砂の影響も少なく、午前中ははっきりとお山の姿が見えていました。
気候も穏やかで、お昼にはお弁当を広げているグループもいました。
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春の植物観察会~牧場の里あづま散策~

2011-04-10 13:03:46 | イベント
昨日、予定どおり「春の植物観察会~牧場の里あづま散策~」を実施しました。
天候に恵まれ、絶好の観察会日和となりました。
ソメイヨシノとヤマザクラの違いを観察したり、ホトケノザやスミレの花の作りなどを学びました。
べべんこ広場から万里の長城を通って泉水広場に向かい、お弁当をいただきました。
黄砂の影響であまり眺望は利きませんでしたが、植物観察を楽しみながらウォーキングできました。
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マダラ

2011-04-08 13:12:25 | Weblog
今日の垂木台地は、天気予報どおり朝から雨が降っています。
よしよし、このまま天気予報どおり、今晩くらいに雨があがれば明日のイベントは無事に実行できるぞ。
明日は「春の植物観察会」です。
開花が例年より遅れているので、丁度良い時期になりそうです。

さて、昨日勤務終了後、買い物へ島原市街地方面に下りました。
まゆやまロードを下って行くと、焼山が異常な(?)、普段とは違った姿に変貌していました。

山が白や薄いピンクで斑(まだら)模様になっています。
近づいて確認したわけではありませんが、今の時期からして恐らく桜でしょう。
焼山に、こんな斑模様になるほどの桜があったとは知りませんでした。
植生は刻一刻と変化してるんだなあ。
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両子岩3(小ネタ)

2011-04-07 13:15:48 | 雑談・その他
「アナゴさん、夕日を眺める。」
・・・。
まさか、アナゴさんの小ネタがシリーズ化するとは・・・。
第3弾ですよ。
流石にもうない、よな?
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ヒサカキ

2011-04-06 13:14:18 | 植物
先日、春の植物を探しに焼山へ行ったのですが、本日ご紹介する「ヒサカキ」しか咲いていませんでした。
「ヒサカキ」は、山地に生えるツバキ科の常緑低木~小高木です。
2~4月の今の時期、葉のつけ根に淡いクリーム色の小さな花を下向きに咲かせます。
そう、下向きです。
頑張って下から撮影しました。
「ガスのような独特の臭気があり、開花の時はこの匂いで気づく」と図鑑には書かれていますが、はて?匂ったかな?
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桜の開花状況

2011-04-05 09:19:26 | Weblog
昨日、島原半島内の桜で有名な場所を2,3まわってきました。

橘神社の桜は8分咲きです。
もう見頃をむかえています。
前回、橘神社へ桜の開花状況を確認しに行った時は午前8時半ごろでしたが、今回は朝から富津から木津まで歩いた(後日更新予定)後、10時頃に到着しました。
すると、駐車料金を徴収されました。
500円“も”!
2,300円ならまだしも、500円“も”。
普段から徴収しているなら話しは分かりますが、普通行っても誰もいないじゃないですか。
こんな時ばかり・・・。

さて、話は変わって島原城です。
表紙の写真にも掲載しましたが、島原城の桜も見頃をむかえています。
今回気づきましたが、城内には桜の木は少ないのですね。
どちらかと言えば、お堀のまわりの桜が一番見応えがありました。
で、城内には背の高い松が植わっているものだから、お城と桜の写真が撮りづらいったら。w
結局、島原城の周囲を1周してしまいました。
あと島原市の観音公園にも足を運びました。
こちらも見頃で、お花見を楽しんでいる多くの人が訪れていました。
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