本日は新さっぽろ→CAI03→創→三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大丸→エッセの9か所。
今日の最高気温もマイナスであろう中を出発。
■CAI03「オープニング記念展「LIVING」」。
kugenuma(キオ・グリフィス+港千尋)「LIFE2020」:雑誌のLIFEの字体で4文字の英単語を映し出す作品。「RIFE」「TRUE」「FAKE」など意味ありげな単語が次々と出てきて、考えさせられる作品だ。
露口啓二「自然史」:福島の「帰還困難区域」「避難指示解除準備区域」とその境界付近を撮影した作品だが、当たり前のことながら、視覚だけでは、ほぼ区別がつかない状態なのである。そういえば「復興五輪」という言葉もどこに行ったんだろう。「福島」のことも「震災からの復興」のことも、政府はまったく真剣に考えていなかったことが分かるなあ。
岡部昌生「水脈の境界面1964/2008/2020」:CAI02床面のフロッタージュ作品。1964年のものはないと思うが、おそらく昭和ビルが出来た年なのだろう。この作品の奥に、赤い「CAI02」のプレートが置いてあった。
初めてCAI03に来たが、地下鉄幌平橋駅からはちょっと距離がある。
看板の位置からうっかり階段を上ってしまったが、そうではなくて半地下のようなところに入口があるのだ。
■ギャラリー創「Finders Calendars」。植物のような風景のような、素朴なところもある抽象画。カラフルな色彩と筆のタッチが見て取れる絵肌。小品ばかりだが、何となく見ごたえがある。良い作品だと思う。
■さいとうギャラリー「ゆく年くる年'20-'21展」。いつもは年末に見るので年の瀬気分になるのだが、今回は珍しく会期末に見ることになった。毎年恒例、泉修次「開運おみくじ」は大吉。なお、私は占い、おみくじの類は一切信じていないことをいつもながら書いておく。
ところで、どのくらいの「大吉」率なんですかね?
■大丸画廊「明日を担う作家たち JANUARY COLLECTION」。蒲原みどり、黒川絵里奈、さとう綾子、LEE IZUMIDAの北海道出身、若手女性の日本画展。著名画家の作品を見せられるよりは、ずっと新鮮な良い展示だ。