ギャラリー巡りと言っても、彫刻美術館1か所である。
さて、昼食を取ってから美術館への坂道を上る。ゆっくり歩いていてもじわじわ汗が出つつも到着。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「共振」。本郷新と北海道の現代アーティストの作品がともに並び、何かを感じさせるという展覧会である。
艾沢詳子「Return to the Earth」×本郷新「土と火の祭り」(3点):ティッシュペーパーを蝋で固めた人形を作る艾沢と本郷のテラコッタによる人体頭部の組み合わせである。艾沢の作品は大勢の死んでいった人々を想起させるが、本郷の彫刻がそれを強く見つめている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/bb/bf27431b5ac92358ea2aee07d9de9150.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/96/cf34291d449161c1c235e29eb4225cfa.jpg)
井越有紀「いのちにふれる」×本郷新「鳥を抱く女」:共に鳥と女性の像であるが、こんなにイメージの違う作品があろうか。本郷の作品は人が鳥をしっかりと抱えているが、井越の作品では鳥が大きく肥大化し、人がそれに縋り付いているようにも見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c5/d1cc6104bf8f70535407c4a56af5bb9a.jpg)
横須賀令子「風の中の人」×本郷新「無辜の民 虜われた人I」:流れゆく風の前に、人はただひれ伏すしかないのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/eb/f624439ce6e0d218bf2d7d82e99f500d.jpg)
山田航「Roppongi Crossing」×本郷新「奏でる乙女」:東京の六本木に「奏でる乙女」が設置されているのだが、それに着想を得た短歌が周りに書かれている。「クラクション 給油のような食事だと 画家が揶揄したカウンターにいて」。私は以前、六本木には何度か行ったことがあるが(好きな街ではないが、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館などがあるため行かざるを得ないのだ)、私にとって最も食事をとりにくい場所の一つである。たまたまその辺で空腹になるとしぶしぶ食事をすることがあるのだが、その嫌な感じを想起させられた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/71/5cd53045bf71bc98c6dbaa88d4e82eb1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/bd/7177cc299c67ce3eda44a15b8f1c91ed.jpg)
※とはいえ、六本木にとても感じの良いインド料理店があったのだが、あの店はどうなっただろう→今調べたところ、2021年に閉店していた。とても残念である。
佐藤壮馬「ELM」×本郷新「女の首」「アイヌの青年」「青年の首」:本郷の彫刻は頭部像3つながら「風雪の群像」を思わせるところがあるのだが、その3人がそろって鏡の埋め込まれた白い彫刻の前で困惑しているかのようだ。白い彫刻は「ELM」であるから、身近なもののはずなのだが、この「ELM」は異世界のものなのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ad/2b703e8cab0fe0cf063711c482325ad1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/32/d3af2b16189ff236bca13ac49a6d9172.jpg)
私の場合、作品を見ていていろいろな妄想が湧いてくるものは、自分好みであることが多い。今回はなかなか面白い展覧会であった。
記念館では6月1日よりあらたな「コレクション展」が開催されているようだが、こちらは見慣れた作品が多く、いつもの感じであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/a0/23b9a8eeb4e82cb1c6de384215986c37.jpg)
この後、炭酸と会社用のお菓子を買って帰宅。
さて、昼食を取ってから美術館への坂道を上る。ゆっくり歩いていてもじわじわ汗が出つつも到着。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「共振」。本郷新と北海道の現代アーティストの作品がともに並び、何かを感じさせるという展覧会である。
艾沢詳子「Return to the Earth」×本郷新「土と火の祭り」(3点):ティッシュペーパーを蝋で固めた人形を作る艾沢と本郷のテラコッタによる人体頭部の組み合わせである。艾沢の作品は大勢の死んでいった人々を想起させるが、本郷の彫刻がそれを強く見つめている。
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井越有紀「いのちにふれる」×本郷新「鳥を抱く女」:共に鳥と女性の像であるが、こんなにイメージの違う作品があろうか。本郷の作品は人が鳥をしっかりと抱えているが、井越の作品では鳥が大きく肥大化し、人がそれに縋り付いているようにも見える。
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横須賀令子「風の中の人」×本郷新「無辜の民 虜われた人I」:流れゆく風の前に、人はただひれ伏すしかないのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/eb/f624439ce6e0d218bf2d7d82e99f500d.jpg)
山田航「Roppongi Crossing」×本郷新「奏でる乙女」:東京の六本木に「奏でる乙女」が設置されているのだが、それに着想を得た短歌が周りに書かれている。「クラクション 給油のような食事だと 画家が揶揄したカウンターにいて」。私は以前、六本木には何度か行ったことがあるが(好きな街ではないが、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館などがあるため行かざるを得ないのだ)、私にとって最も食事をとりにくい場所の一つである。たまたまその辺で空腹になるとしぶしぶ食事をすることがあるのだが、その嫌な感じを想起させられた。
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※とはいえ、六本木にとても感じの良いインド料理店があったのだが、あの店はどうなっただろう→今調べたところ、2021年に閉店していた。とても残念である。
佐藤壮馬「ELM」×本郷新「女の首」「アイヌの青年」「青年の首」:本郷の彫刻は頭部像3つながら「風雪の群像」を思わせるところがあるのだが、その3人がそろって鏡の埋め込まれた白い彫刻の前で困惑しているかのようだ。白い彫刻は「ELM」であるから、身近なもののはずなのだが、この「ELM」は異世界のものなのだろうか。
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私の場合、作品を見ていていろいろな妄想が湧いてくるものは、自分好みであることが多い。今回はなかなか面白い展覧会であった。
記念館では6月1日よりあらたな「コレクション展」が開催されているようだが、こちらは見慣れた作品が多く、いつもの感じであった。
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この後、炭酸と会社用のお菓子を買って帰宅。