今朝は久し振りの快晴である。季節外れの大型台風や新潟地方を襲った中越沖地震から1週間以上が過ぎた。被災者の心労は並大抵のものではないと思う。 テレビでは今度の日曜日の参院選の候補者が実にくだらない演説を公共放送でしゃべっている。 私だけが感じるのかもしれないが内容の低俗さは勿論であるが、ともかく誰も「いい顔」をしていない。いい顔とは決してイケメンではなくとも為政者としてふさわしいか否かである。自分自身が年をとったせいかもしれないが、戦前戦後の政治家はいい顔をしている。恐らく叩けば埃の2、3・・は出るだろうが私利私欲や目先のこと、国民世論にあまり拘泥しない人物が多かったような気がする。現実に戻って党首討論などをみていても殆どが他党の揚げ足を取り、票集めのために国民に媚びへつらっている。 それでもそうしないと票が集まらないのも現実だ。昨日やっと藤原正彦著「国家の品格」を読み終えたが著者は現状での日本の行く末を危惧されていた。日本はこれからどうなっていくのだろう。確固たる自信と信頼また、為政者としての矜持をしっかりと持った「いい顔」の政治家が出て欲しい。