平成版徒然草

自由気ままにその時々の感想や写真などを残しておきたいと思いBLOG作成を思い立ちました。作成から早9年経過・・

世界JUDO と日本柔道

2008-08-12 21:30:37 | Weblog
北京オリンピックの柔道での日本代表選手はそれなりに活躍しているが、どうしても理解できないのが、試合に勝った時のガッツポーズだ。昭和37年から40年まで田舎の高校ではあるが部活で柔道3年間やり、その後自衛隊に入っても結局は40歳過ぎまでしょっちゅうではないが柔道をした。高校時代にあまり強くない私がたまに勝ってニヤニヤ嬉しい顔をしていると、監督の佐久間先生(故人)から厳しく怒られた。 相手がいて、相手がたまたま油断したので勝っただけであってのぼせるなと言うわけである。強い相手がいるからこそ強くなれる、礼儀に始まり礼儀に終わる、「共存共栄、自他共栄」が日本柔道の原点なのである。世界のJUDOになってからは古来の武道を根源とした柔道精神が微塵にも感じられない。レスリングなのか取っ組み合いの喧嘩なのか全く面白くない。 それでも勝たねばならないと言う日本の柔道代表者は日本柔道に固執すれば負けることとなる。青い柔道着、無精ひげ面の日本選手、ガッツポーズを堂々と畳の上でする選手、有効や技有りなどの審判規定・・・・どれをとっても高校1年当時懸命に練習した日本柔道は遠くに行ってしまった。 JUDOは柔道ではない。