ただの波乗り人という範疇だけでは括れないと、以前にも書いたいい波ノリノリ!さんが、
「卒業記念に」
と言って、レザ-クラフトのマウスパッドと小物いれを届けてくれた。 氏の手作りである。
出来の良くない写真で彼には申し訳ないのだが、実物の方が皮の色合いは美しい。
「この人が…」
と言っては失礼なのだが、繊細な感性に恵まれた男性だと思う。それはブログを読んでもらえば分かる。
その後訪れたバアバさんもびっくりされた。
「ネームが入ってますねぇ!」
確かに西部劇で見られるようなクラシックな書体で教室の名前が刻まれている。派手ではなくさりげない彫がしゃれている。 皮物といえば財布と靴ぐらいしか持てないぼくだが、皮独特の風合い、さわり心地から、レザーの魅力に引き込まれそうだ。もちろん光学式マウスにも適切に反応してくれるし、サイズも小さすぎず、ぼくのようなラフな使用者にも耐える丈夫さも申し分ない。美しいばかりでなく、立派に道具の役目を担ってくれている。モノづくりの達人がパソコンとのコラボレーションでこれから何を産み出してくれるだろうと期待も大きい。
蛇足ながら、ブログにあるアジアン家具の自作については、材料は彼の勤務先、株式会社モリ京ですべて調達したと補足しておこう。
サーファーの彼にインスパイアされ今日のBGMはピーチボーイズをと思ったのだが、イーグルスになった。国府の浜から見たらお迎えのアメリカ西海岸の匂いが欲しかったからだ。有名な「ホテル・カリフォルニア」よりも、「Take it easy(テイク・イット・イージー )」がピッタリはまる今日の気分だ。
父の日である。バアバのエプロンを熟読するうちに、ここまで体温の伝わる距離感で子どもらと接触していただろうかとの自戒にとらわれている。子らとの印象深いシーンの数々に思いを寄せる日なのだ、今日という日は。