演奏される方には失礼な話だが、聴き入り、聞き惚れ、それでうたた寝できたらこれぞ至福というものではあるまいか。心和み、すーっと癒される。実際はシャッターを押してた訳だが、あなたにも聞いていただきたかった、画像だけでなくて。
とくに19世紀ギターといわれる、1860年代のBrugereが奏でる「アルハンブラの想い出」は悠久のときの流れを感じるようで胸に沁みた。
宮殿のあるグラナダの街は坂の多い城塞都市として有名で、地名はスペイン語で果物の柘榴(ザクロ)から来ている。文字通り守りが固かったのであろう。ドレモロ奏法が丘の上から眺め渡す感じがよく似合う。と、見てきたようなことを書いたりなんかして…。
第5回ギターを楽しむ会も盛況で、具だくさんの印象。小林さんの「ショーロ」は難曲なのに涼しい顔をして弾いてみえた。吉川さんのドメニコーニの「コユンババ」という10分以上かかる長い曲に意欲的に挑戦され、成功された。
この日の模様は、19世紀ギターを演奏された井本医師のブログをご紹介するのが賢明だろう。