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昨年末、畏友K氏がとんでもないスピーカーを届けてくれた。
We love shima peninsula
「美味し国 志摩でギターと野菜作り」
とんでもないというのは、まさにサプライズ、奇跡、驚異、感嘆…と、ぼくの貧弱なボキャブラリでは表現できない驚き、まさに言葉にできない次元のものである。
つまりは、自作のスピーカーを贈ってくれた。そのスピーカーというのが、まさに21世紀のスピーカーと呼ぶべき代物で、コンパクトな形状ながら、大迫力の低音が得られるのだ。
氏が語ってくれるには、ラジカセから取り外したスピーカを元に、「百均」で揃えられる漏斗などを バスレフ・ダクトとして使ったものだけど、その実力たるやスーパーウーハーもスーパーツイーターも必要ないほど優れたもの。
エイジングはまだ十分ではないというが、確かに、教室自慢のONKYOのスピーカーも真っ青という音質だ。
小型の物造りには指先の細かい作業を要する。氏の繊細な技術と確かな視力は実年齢を超えている。集中力が凄いとぼくは舌を巻く。
心づくしというか氏の努力の結晶を率直に感謝する次第だ。で、音質。製作直後は電話の受話器から聞こえてくみたいな心細い音量だったらしいが、教室で四六時中鳴らし続けているうちに、20センチスピーカーに負けないものとなった。「育ての親」としての役目を果たせたようだ。
と、まぁ畏友の丁寧な仕事ぶりに対し、こんなざっくりした要領を得ない説明で申し訳ないと、つくづく、「なんだかなぁ」。