孫ってのはこんな感じだろうか。まだミルクの匂いがしそうだ。やわらかくて、それでいて、妙に存在感のある重さで、ぼくを揺さぶる。もう30年も離れていた懐かしい光景。でも、やがて来てくれるかもしれない未来のすがた。しばし忘我の時だ。
パソコン教室であるから父兄参観はある。このケース、生徒は祖母と父親であり、おばあちゃんと呼ぶには気の毒な美魔女であり、若すぎる父である。これまたヤングママが連れてきてくれた。うらやましい家族の姿だ。
今年六十の爺に孫はなく…、指を咥えている。なんでも、孫を持つにも資格が必要らしい、長男の話だ。