視力と手先の不器用なぼく、とうとう駿くんに助っ人を依頼した。いや、率直に白状する。
助けてぇ!
心優しい彼がが漏らした最初の感想、ぼくは聞き洩らさなかった。
教室創設以来の危機やなぁ。
そう。パソコンがダウンした。しかも、立て続けに2台だ。
か~ら~すぅ、なぜなくの~
どうよう! 動揺著しい、ぼく。まだ、泣かない。
対策。まず、応急手当だ。
健常なハードディスク2台の内、一台2TBをメインマシンに移設。電力不足が案じられるも止むを得ない(つもり)。
もう一台の2TBは、この日を予想して、
「SATA+IDE HDD2台がつなが~る」KITで、データの吸出し。ここまでは、Windows7のマシンだ。
もう一台の破たんは、VISTAのもっとも使いなれたマシン。7種類のメディアカードのアダプタがついているし、画像加工ソフトを始め各種便利ツールが装備されているから痛いなんてもんではない。血を見る思い。
発狂しそうだが、駿君の手前、取り乱せない。彼を招聘する由縁だ。さり気なく思いやり、労わってくれる。
ぼくの心の切り替えは自慢してもいいと思う。
パソコンが逝ったのは確かに危機だ。でも、パーツが死んだだけで、交換すればいいだけやん。
暗いと不平を言うよりも、すすんであかりを灯しましょう、だ。
今日で約一週間、みんなに支えられ、励まされ、立ち直れそうだ。