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8月になって、暑さも一休みしたかのようで、今、幼いツバメたちが長い旅に備え準備に余念がない。
今年も、何度か、巣作りに挑戦していたようだが、唯一、今いる家族が無事に飛び立てるようだ。
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初夏のころ、朝早くけたたましいカラスの雄叫びがしたかと思い、駆けつけてみると、無残に壊された巣跡の残骸を見つけた。起き抜け、呑気に歯磨きなどしてないでスグサマ駆けつけていたらと悔やまれてならない。
ほんの一瞬だった。
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それでも、ツバメはめげない。
別のファミリーが来て、黙々と作業を続けた。
ホームページを作成するぼくにとって、勤勉なツバメ格別の思い入れがある。彼らはお手本なのだ。
ビルダーとして、せっせと、律儀に、建材をかき集め、塗り固め、堅牢かつ屈強な家をこしらえる。
「見習ったら」。
何度か言われたものだ。忌まわしい悲劇を乗り越え、暦の上では秋になろうとしているこの時期に、彼らは旅立とうとする。
無事を祈るばかりだ。