NECのパソコンには121ポップリンクというツールが常駐していて大変賑々しい(にぎにぎしい)。というか、鬱陶しくなるほど頻繁にメッセージを寄こすのである。PCライフに役立つ情報、とくにアップデートの有無や励行した方がよい事柄など親切といえばそうなのだが、余計なお世話でもある。
アップデートにはWindowsのみならずその機種独自のハードウェアのドライバに関するものがあって無視できない。というのも、最新のドライバをインストールするだけで、今まで不可能と思われていたことが簡単に実現するのだ。例えて言うと、音質がよくなる、無線LANの使い勝手がよくなるといったように品質が目にみえて向上する訳。ほうりっぱなしでは少しもったいないのだ。
BIOSのアップデートというのがある。これはWindowsに機能を預けるまでのPC本体のそもそもの機能なのだが、これがとても大切な意味を持つ。XPからVISTAにアップグレードするといったビッグイベントなどには欠かせないものなのだ。
お引越しや増築・改築といったような場合?
そうだねぇ。
台風が来る前に屋根を補修したり、雨戸に板を釘で打ちつける、といった感じかな。
さて、LAVIEのオーナーのあなた、実はあなたんちもこのBIOSのアップデートが促されているはずだ。
すべきか、答えはYESなのだが、失敗するとシステムが起動しなくなる恐れがある。
途中で電源を落とさないでください。
と注意書きがある。
久しぶりに顔を出したYさんのをアップデートしたのはよいが、再起動(無事完了すると自動的にしてくれる)がかかってもシャットダウンしない。10分ほど経過しても切れないのだ。奥の手、強制切断(電源ボタンを4秒押す)でさえウンともスンとも言わない。無効のようだ。
突然A型に戻ってぼくは121コレクトセンターに電話した。電源にまつわる微妙な問題の解決策…もちろんぼくが取るべき方法は分かっているのだが…に保険をかけておきたい。
サポートの女性は優しく言った。
「コンセントを抜いて、バッテリを外してください。」
パソコンは無事起動し、アップグレードも成功していた。何事も初めてのことに遭遇すると不安になるが、こうして知っておけば楽になれる。保険を求めた小心者の本音である。
ただ、あなたのPCでも同じ対処法かというと話はまた別のこと、あくまで自己責任で。
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