年賀状。午後もずい分遅く忘れたかけた頃に届いた。
さっそく拝見。綺麗やし、個性的やし、どれも力作ぞろいでこしらえた人のひととなりが10×15センチの紙面に透けている。みんな達者だなぁ。思わず口もとが緩む。ご機嫌だ。
ぼく自身、今年ほど年賀状作りに苦しんだことはない。だから、みなさんのを拝見して、感心するばかり。一時(いっとき)、白紙で小さく名前だけをどっかにポツンと載せて「おしまい」にしようと考えたほどである。アイデアが高邁過ぎ、脹らみ過ぎ、収拾がつかなくなった。蛙の次に猪が嫌い、ビジュアル的に。
で、逆算してタイムリミットぎりぎりでやっつけたのがお手元のものである。間に合ったかな。
で、気づいた。ハテ? 差出人がどなたか分からないのが一通。
- インクジェット紙
- 宛名面筆で手描き、裏面も手書き風のデザイン
- 御屠蘇が杯に注がれて酒器に金色で猪
- 字はぼくより上手
とくれば選択肢は逆に増えるか…。
筆跡に覚えがあり、喉元まで出掛かっているのだが、正月早々、煙草吸いたくなっている。
My Baby Just Cares for Me 価格:(税込) 発売日:2003-06-24 |
ニーナ・シモンの"My Baby Just Cares for Me"を聴きながら年が明けた。ピアノの弾き語りが達者なジャズ・シンガーだ。それとも、歌唱力の秀でたジャズ・ピアニストというべきか。17歳でピアノを学び、ニューヨークのジュリアード音楽院でピアノ及び作曲法を学んだというから、納得する。黒人解放運動に力を入れるなど、プロテスト色が強いアーティストで、学生時代は憧れの人だった。この曲、弾むようなピアノが心地よい。猫踏んじゃった感の印象が強いが、そこにとどまらない深みがあり、虜になる。
あっ、そうだ。申し遅れた。
あけましておめでとうございます
今年もよろしくおつき合いください
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