日曜の昼下がり。天候回復で皆さんの予定が変更になったのか、ポカンと空白の時間。魔がさしたというか…。
身体に切れがない。鈍重過ぎる自分を意識するともう堪らない。バケツに水を汲み、雑巾を絞り床掃除を始めていた。
究極のダイエットは「拭き掃除」とぼくの耳に刷り込んでくれたのは、どなただったか? 真に受けた。というよりその言葉に乗っかった。
日曜らしく音楽はPPM(ピーター・ポール&マリー)。懐かしのフォークソングだ。「ロック天国」、「パフ」なんて軽快な曲に誘われ、快調に進む。
普段滅多にしない土下座の格好に、思い当たることがある。実は、偶然の神様、ぼくを諭したくて、こんな格好をさせたかったのでは。
目方増もさることながら、最近、緊張感がなく、すべてに対し丁寧さに欠けるばかりか横着になっている。感謝の心が足りない。思いやりに欠ける。いや、心にそれはあるのだけど態度に出せない。自分の嫌いなタイプになっている。
「ごめんなさい」
頭を上げた途端、机の下で頭をゴっツンこ。無心になって作業に専念し、身体中ポカポカになって、床半分(?)がピカピカになった。腹筋を始め普段使わない筋肉をしこたま酷使しヘトヘトなんだが、ある種小気味いい。確かに拭き掃除はスリミングにはよさそう。
継続は力だ。もう一人の自分が耳元で囁く。
さっとん、ありがとう。しっかりいただいたよ。
mogeさん、ごめん。タイミング悪くて。
S婦人、まず深呼吸して、それから頑張って!
みなさん、すまんなぁ。おおきんな。
トイレもなぁ~。
うちも掃除します…