商魂逞しい浪速の商人の象徴が恵方巻きに思えてしょうがない。自慢じゃないが、我が家には節分に太巻きを食べる習慣はなかった。それがいつの間にやらこの地方にも膾炙してきているから不思議である。
恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べる太巻きの事。商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、その年必ず幸運が訪れる、厄落とし等の意味を持つ。
厳密には、ある作法があって、
- その年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって
- 太巻きをまるかじりしながら願いごとをする
- 食べている間無言でなければならない
ちなみに、今年の恵方は北北西だそうだ。
ある意味、駄洒落の世界のようだ。
- 七福神に因んで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶ等七種類の具を入れる…。
- 福を食べるという意味合い…。
- または、福を巻き込むという意味も…。
鬼に金棒の金棒を太巻きに見立て鬼が落としていった金棒を身体に取り入れることで無病息災・商売繁盛を…。
ほんと、こじつけもいいとこである。
ところが、不思議なもので、妙におとやのデラ巻き(デラックス巻…1,575円…絶品)が食べたくなって、どうせならと2月3日の夜の分を予約した。もちろん"Take Out"だ。
ところで、大将、商売っ気がない。
「なに、あんたも食べるの?」
ご挨拶である。おまけに
「まるごと食える?」
と、挑発的である。
何を隠そう、昨年、カウンター席でまるっぽ1本平らげた馬鹿は、ぼくだ。自信はある。が、真珠の嫁さんの、
「そんなに太ったキリギリスはいない!」
が、頭を過る。
確かに、こんな毎日ではオーバー・ウェイトが更新するはずである。
TEL 0599-43-0074(おとや)
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