ぼくの承知するところでは、教室に5本、お隣りに3本のトコロテンがあるはずである。製造元は由緒正しいかねよ旅館。ピンとエッジが立ってしっかり腰がある様は、まるで女王様のようで、凛としている。
フレンチのシェフともなると、こういった食材に接するやいなやたちまちインスパイアされ、三杯酢や二杯酢といった固定概念を超越して、ロココ調の歎美で官能的なソースを合わせるのかも知れない。自由な発想の持ち主だから思いがけないソースができ上がるに違いない。うらやましいことである。
トコロテン突きで突いてグラスに入れて写真を撮ったまではよいが、タレを用意していないことに気づいた。
「シェフぅ、トコロテン突き、お貸しできますけど…。」
本日はオーソドックスにフツーの二杯酢にほんの少しレモン汁&ゴマにて・・・(^_^)。
フルーツ系ソースで頂いても、結果的に「寒天&ゼリー」(ゼリーは違うけど、類似品として)のノリで頂いても多分オイシイと思います(^_^)。
明日にでも、なにかフルーツソースを作りましょう(^_^)。
ちなみにボクも試したこと無いんですけど(笑い)・・・・
イチゴミルクなんていかがでしょうか?(^_^)。。。
という素人の無茶な質問に対してすかさず返った答えが、
「何たってうなぎは蒲焼きっしょ」。
といいつつ、次回の料理研究会のテーマの一つとして
「ウナギ」を密かに企んでいるフシも見られ、ますます期待してしまうのです。
今回のトコロテンに対し、定番的な「三杯酢」、「黒蜜」、「お出汁」でなくて、即効「シェフ流トコロドット(ところ+てん)」が飛び出して、目がドット(点)!
タピオカとは…。のみならず、いちごジャムと来て、さらに練乳ですか。テングサの磯の香が、極めて繊細で洗練されたソースで際立って、しかも、くどくなく沁みます。なんと歎美な世界、ロココやぁ! ありがとうございました。
まあ、私が作るのではなくばぁちゃんが天草とりから作るのまで一人でこなすんですが・・・
あのりは角に切ってきなこをぶっかけて食するんですが
あと、フルーツサラダにマヨドレとあわせて・・なんてことも・・・
奥が深いです。
無形文化財、かねよのばあちゃんにはいつまで達者で居ていただきたいものです。