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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

ファムファタール

2010-07-15 21:25:07 | 音楽

 友人、もしくは年齢の近い周りの人たちからよく質問を受けるのが、

君はいつからパソコンを覚えたのかね?
というもの。ぼくのことを知っている友だちからは、
理数系に秀でていたとは思えんが…
と怪訝な表情をされることもある。

字は下手糞だし、計算はできない。算盤どころか電卓だって叩けない。電卓で答えを弾き出したら、3通りもあって…。
「どれにする?」
って選ばせたことがあったよな?
と、散々である。だから、友だちの言うことは信じないようにしている。みなさんにもそうアドバイスをしたい。

 

 確かに字は下手だ。味合いがあると言ってくださる方もござるがきわめて少数だ。

 アンパンを半分コして大きい方を選ぶのだから計算にうといとは言わせないが、2桁の暗算から怪しくなる。でも26/39の最大公約数を求めるのは得意だ。暗記しているから。

 

 何を書こうとしているのか。そうだ、自分の弱点のことだ。

苦手を克服するのではなく、代案を見つけたらいいではないか
何ともお手軽だが、ぼくは正しいのではなかろうか?

 30年も昔、ぼくはワープロを買った。あまりにお字が下手だとこき下ろされたから。富士通のオアシスだった。打鍵スピードが最速と云われる親指シフトキーボードだった。車を一台手放すほどまだまだ高額だった。

 その頃、富士通はコンピュータメーカーで(今もだが…)、Z80カード(Z80とは当時の8ビットPCの代表的なCPU)を挿すことによって、パソコンに変身させることができた。そのカードは別売りで表計算ソフトを加えると、車を売っぱらう羽目に陥るほど高額なものとなった。

だから、最初からパソコンを買えよぉ
そんな目端が利くようならそもそもOAに頼らない…。

 

 当時、パソコン雑誌は量も種類も少なく、今のようにネットで教わる術もなかった。何か問題があろうと、英語のマニュアルを調べなきゃいけなかった。

パソコンは眠りを奪い、家族の団欒を奪う
そんな中で、マジで熱くなった。中途で放り出すには、投資額が甚大すぎる。もったいないというショボい動機から必死で食らいついた。パソコンには真摯に、誠実に向き合ったとう思いがある。

 数々の失敗から多くを学び、それを繰り返すうちにミスも減り、さらなる学習効果に繋がった。そうこうするうちに周りの人からの質問に答えられるようなり、教えられるようになった。

失敗から学ぶものがある
不器用だから、得られる光もあると思う。暗いと不平を言うよりも…。

 ここで、あたかも中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」が流れるような雰囲気だが、ぼくにとってパソコンは「ファム・ファタール」かも知れない。ファムファタールはともすれば「悪女の代名詞」ように喧伝されるが、ぼくにとっては文字通り「運命の女」だと信じて疑わないのだ。


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