さて、1500×1125(ピクセル)ほどのJPG(ジェーペグ)の画像がある。昨年使用した優待券らしい。今年も使用したいのだが、当然、有効期限の日時など、変更の必要がある。困ったことに、当時の担当者が退職しており原版のありかがどう探しても見つからない。何とかならないか、というのだ。
JPEGという形式は、それ自体既に圧縮がかかっているので、さらに加工していくにつれ解像度が落ちていく。できれば元(作成時)の画像が望ましいのだが、そんなことを言ってられる事情じゃないし、例によって締切も迫っているという。
で、こんなとき、画像加工のソフトがあまたあるなかで、手軽で便利に使えるのが、「 IBM ホームページ・ビルダー V9 」に付いているウェブアートデザイナーというツールだ。
- 起動後(単体でも起動できる)、まず画像を読み込む
- サイズが大きく画面からはみ出ているので1/3程度の縮小表示にする
- 消しゴムで不要な部分を消す
- ウェブアート素材から「ロゴ」をクリックし、変えたい数字を入力確定後、適当なテンプレートを選んで挿入する
- ドラッグして位置合わせをする
- 変更部分をすべて同じ操作で処理する
- 完成したら、すべてを選択する
- 右クリックメニューで「WEB用保存ウィザード」を呼び出す
- 「選択されたオブジェクトを保存する」をチェックして、次へ
- 保存形式は「JPEG」をチェックして、次へ
- 「設定後の画像」だが印刷用なので「画質」を「高品質」の方に思い切りスライドさせ、次へ
- 「ファイルに保存」をチェックして、任意のフォルダに任の名前で保存する
と、こんな流れだろうか。
ポイントは、11.の「設定後の画像」を「高品質」にすること。ファイルサイズは大きくなるが、少しでもきれいに仕上がる。また、念のために、保存のとき、「PNG」形式でも試みたのだが、変更した数字部分に汚れが見られた。
レ、レ、レーッ?
作業時間は、ものの10分とかからない。このツールは、デジカメ写真の加工に便利なだけではなく、他にもタイトルやロゴの作成に威力を発揮する。ワードアートとは異なるインパクトのある、凝ったタイトルになる。
今やだれもがホームページを発信する時代だ。発信は今すぐでなくとも、そのときに備え慣れておくために、一家にひとつは常備しておきたいソフトである。半年前に比べると、6,480円という価格はずいぶんお得であることは間違いない。正しい名称は、長ったらしいが、SOURCENEXT Selection IBM ホームページ・ビルダー V9 謝恩キャンペーン版 通常版 (スリムパッケージ版)だ。
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