隣の公園の南の外れ。コンクリートの隙間から茎を立ち上げている花がある。
ハゼラン(ハゼラン科)だ。サンジカとかサンジソウとも呼ばれる。
三時花の名前の通り、午後三時ごろ咲いて夕方に閉じる。
一度に咲く花の数は少ないようだ。
蕾よりも前の日までに咲いて今は実になっているものの方が目立つ。
上瀬谷の田んぼに向かう道の傍には、季節によりいろんな草花が咲く。
コセンダングサに比べるとずっと茎が低く小さな黄色い花をつけているのが群生していた。
何年か前にも見たことがあるアメリカキンゴジカ(アオイ科)だ。
アメリカのつかないキンゴジカもあれば、キンのつかないゴジカもある。
サンジカは三時花だけれど、ゴジカは五時花ではなくて午時花だ。
正午頃に咲くということかも知れないが、見たことがないので確かめられない。
ゴジカは5cmぐらいの紅い花らしいが、キンゴジカやアメリカキンゴジカは1cm前後の黄色い花だ。
この写真は朝9時半頃に撮っている。
こちらの閉じた花は10時15分ぐらいに撮っている。
上のと同じ花ではないので、開花している時間が何分ぐらいかよく分らないが、短いことは確かだ。
アメリカキンゴジカはゴジカの仲間だけれど午時花ではないようだ。
花の後、このような実が出来る。
実の中には分果が5個、それぞれに黒い種子が入っている。