
大阪城天守閣を見学した後は公園内にある梅林に入った。
石垣がずいぶん高く見える。水中の根石からの高さは約32mで日本の城郭で最も高いそうだ。

見頃はこれからしばらく続くようだが、さまざまな色合いの梅が十分楽しめた。

一重もあれば八重もある。

鹿児島紅は緋色が鮮やかだ。

緑萼の木も多かった。
緑萼という品種は文字通り萼が緑色で、枝など木全体も緑っぽい。

花弁が小ぶりでシベが目立つために全体として黄色っぽい花もあった。
本黄梅という品種で、初めて見た梅のように思う。

梅といえば一番ポピュラーのは白梅、紅梅というわけで、この梅林でも多かった。
しかし中には一本の木で白い花と薄紅色の花が咲いているのがあった。
「思いのまま」という品種で前に別の所でも何回か見ている。

何本かの「思いのまま」が咲く中に一つの花の花弁に白と紅が混じっているのもあった。

あるエリアの梅の木たちには万葉集などの梅にまつわる歌を短冊にして下げられていた。
「我がやどの 梅の下枝に 遊びつつ 鶯鳴くも 散らまく惜しみ」
梅に鶯の取り合わせ は 万葉集でも読まれていたようだ。

愛犬を写真に収める女性も何人かいた。
犬もポーズをとって撮り終えるのを大人しく待っていた。

白梅、紅梅が多い中、黄色いソシンロウバイもところどころで色を添えていた。

木の下の草地にタンポポが顔を出していた。

キバナタンポポだ。季節は少し早い気がするが日差しを受けて地面が暖かかったのだろう。