
農道を歩いていると葉が茂った形が何かの動物のようにも見える。

ハヤトウリの蔓が別の木々に巻き付いて葉を茂らせていたのだ。
握りこぶしより大きいぐらいの実が、いくつも生っている。

ハヤトウリもウリ科で、先日ほかで見たアレチウリと同じような花が咲いている。

雌雄異花同株で、雄花は花序を作っている。

雌花は、というと果実の元になる子房の先に花開いている。
夏に家で咲いたり実ったりしたゴーヤの雌花も同じように果実の赤ちゃんをつけていた。

雌花を正面から見ると丸い大きな柱頭が目立つ。

農道を挟んだ向こう側の植え込みには、たくさんの小さな実がぶら下がっていた。
スズメウリだ。熟して白くなっているのもある。

カラスウリに比べてずいぶんと小さくて、まん丸に近い。
スズメウリの花に気付くことは無かったように思うが、仕組みはハヤトウリなどに似ているのだろう。