先日、藤沢から遊行寺、俣野別邸庭園あたりを歩いた。
藤澤宿は東海道53次の6番目の宿場で戸塚宿と平塚宿の間に位置する。
江ノ島へ向かう道の分岐でもあり、たいへん賑わった。
上の絵にも出てくる橋が現在の遊行寺橋で、下を流れるのは境川だ。
遊行寺の横を通ってきた旧東海道は車の見えるあたりの枡形を経て、橋を渡り藤澤宿に入る。
今回は遊行寺橋を渡って、まっすぐ進み清浄光寺(通称・遊行寺)をたずねた。
藤沢山無量光院清浄光寺は時宗の総本山で、1325年に遊行4代・呑海によって開かれた。
遊行とは教化や修業のために諸国行脚すること、それをする上人のことと考えられる。
前に佐渡島・宿根木で訪れた時宗寺院・称光寺は1349年の開基だそうだ。
呑海上人らの遊行の成果の一つであったろうか。
本堂脇に一遍上人の立像がある。
時宗は一遍上人を宗祖、真教上人を二祖とし「南無阿弥陀仏」と念仏に生きることを教えとしている。