曇り空で、たまにポツポツ来たりするが、近所を歩いてみた。
川沿いで、大きく広げた枝に葉がびっしりついている。
そして、ところどころの葉腋に花序が付いている。まだ蕾だがクサギだ。
クサギ(臭木)といっても花が臭いわけではなく、枝や葉を傷つけると嫌な匂いがするというだけだ。
海軍道路へ出て通信隊広場のそばを歩いていると、フェンス代わりのビニール線に花が絡んでいた。
ヘクソカヅラだ。屁糞葛とはひどい名前を付けたものだ。
白い合弁花の中を覗くと内側が赤くなっていた、めしべが2本見える。
しかし別に臭ってこない。サトイモ科の花とは違うのだ。
クサギと同じで花が臭いわけではなく、葉や実をちぎったり揉んだりすると臭い匂いがする。
クサギもヘクソカズラも、そっとしておけば臭くはならないのだ。