横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

出羽三山

2023-08-03 19:17:48 | 日記



ツアーを利用して、羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山を回ってきた。

出羽三山は崇峻天皇の皇子、蜂子皇子(能除太子)が推古元年(593)に開山した。







鳥居の額に三山の名前が記されている。
月山神社 月山頂上鎮座 標高1984m
出羽神社 羽黒山頂鎮座 標高 414m
湯殿山神社 湯殿山山頂 標高1504m


回るといっても修験者のように歩くわけでもなくバスでお手軽な参拝だ。







羽黒山の参詣道の入り口は隋神門。左右それぞれに随神が鎮座して悪霊の侵入を防いでいる。







その先は杉並木になっていて、少し下って五重塔を左に見て、そこから上りで三神合祭殿に至る。
そこそこの上り道のようなので、今回のツアーでは回避してバスで移動した。







隋神門の手前左側には天地金神社がある。
応永4年(1397年)に創建されたが、南北朝のころに焼失。安永8年(1779)大師堂を再興し神仏混交であった。、
昭和39年(1964)に須佐之男命の分霊を勧請し神式となり、出羽三山神社の末社「羽黒山天地金神社」となった。








バスで羽黒山に着き、境内を奥の方に向かうと鳥居がある。
先ほどの隋神門から杉並木を歩いて上がって来ると、ここに出る。







そして三神合祭殿だ。
羽黒山、月山、湯殿山の大神を合祭している。






月山神社のお使いは月の精である兎。
今年は卯年なので月山卯歳御縁年の旗があちこちに建てられている。







三神合祭殿の前には鏡池があって、コウホネやハスの花が咲いていた。







大雷神社、健角身神社、稲荷神社、大山祗神社、白山神社、思兼神社、八坂神社という七つの末社が並んでいる。
出羽三山神社の末社は百八社もあるそうだ。







境内の一角に松尾芭蕉の像もあった。
芭蕉は元禄2年(1689)6月4日に羽黒山を訪れ、会覚阿闍梨と謁見し俳諧興行も行ったそうだ。

芭蕉像の近くの碑には三つの句が記されて、羽黒山、月山、湯殿山が詠みこまれている。
「涼しさや ほの三か月の 羽黒山」
「雲の峰 幾つ崩て 月の山」
「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな」


二日目は秋田県、鳥海山の方に足を延ばす。



コメント
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