最終日は月山に登った。といってもバスで八合目まで行っただけのことだが。
月山は海抜1984m、八合目は1400m付近だ。
駐車場から少し歩くと、月山中の宮 御田原参篭所があり、月山神の使いである兎が出迎えてくれる。
ちょうど今年は兎年(卯歳)で、ご縁年にあたる。
御田原は「みだはら」と読む。
そのあたりに広がる湿原は弥陀ヶ原とも御田ヶ原とも言われるそうで、神仏混交の影響だろうか。
かなり広い湿原でいくつかの遊歩道があるが、時間の都合で短いところを歩いた。
高山植物がいろいろ咲いていたが、6月か7月ぐらいだともっと種類が多かったのだろう。
湿原の手前、駐車場の近くで見た白い小さな花はセリ科の仲間のミヤマセンキュウであろうか。
湿原なので池塘がいくつもある。
周りばかりでなくミヤマホタルイのように池塘の中で咲いている花もあった。
茎の途中に小さな花が咲いている。近づけないので構造がよく分からなかったのが残念。
花より上に延びているのは茎ではなくて苞葉だという。
ほかの草の葉たちに隠れるように咲く薄紫の花がチラホラ見えた。
ミヤマリンドウだ。
私にとって初見のような気がする。曇りでなく咲いてくれていて良かった。