コスモスの花にやって来たオオスカシバはスズメガの仲間だ。
ホバリングしながら蜜を吸うことも出来る。
名前のように翅は透けている。
口吻はさほど長くない。
百日草にはホシホウジャクが来ていた。
ホシホウジャクもスズメガの仲間だ。
オオスカシバよりずっと長い口吻を持っているので、
高いところでホバリングしたり深いところの蜜を吸ったりできる。
( ↓この後、蛾の幼虫・毛虫の画像が続きます。苦手の方はパスして下さい )
カラムシにフクラスズメの幼虫がいた。
名前にスズメが入っているが、スズメガ科ではなくてヤガ科の仲間だ。
成虫はホシホウジャクたちのように花の蜜でなく樹液を吸う。
フクラスズメの幼虫は面白いところがあって、
ちょっと刺激すると頭を反らせて激しく体を揺らす。
なんとホシホウジャクも!こちらはヒャクニチソウにでしたか。
どちらもホバリング名人ですね。口吻の長さの違いは知りませんでした。
ホシホウジャクのほうが長いのですね。長いと、吸える花の蜜の範囲が広がりそうです。
一方で、オオスカシバが鱗粉を落とすようになったのは、より身を軽くするため
だったとしたら、飛行能力はオオスカシバのほうが上なのかな
などとも思いました。
フクラスズメの幼虫は初めて見ました。成虫も検索して見てきたのですが、
枯葉や枯れ草にまぎれて目立たなさそうな成虫に対して幼虫は派手ですね。威嚇の動きも。
まばらながら長めの毛が生えていて毛虫という姿ですね。
オオスカシバなどスズメガの仲間は大きな芋虫という印象をもっています。
オオスカシバもホシホウジャクもホバリング状態は少し体が揺れるので、
ほかのチョウが花に止まっているのとは撮影の勝手が少し違います。
口吻が長かったり翅を透明にしたり、それぞれに進化の理由・狙いがあったのでしょうね。
見させてもらう方としてはバリエーションが豊富で楽しいです。
チョウやガの幼虫は毛があったりなかったり、派手なのと地味なのと、これもどんな理由があるのでしょう。
スズメガの幼虫はサトイモの葉っぱで見ることもありました。