観察会の仲間と瀬谷市民の森を歩いていたら、
外周道路の日当たりの良い所でガガイモの実を見つけた。
蔓を延ばしていくつも実ができていて、中には弾けているのもあった。
一つの実の中にはたくさんの種子が入っていて一つ一つに綿毛が付いている。
実の殻が弾けて出てきた種は風に吹かれて離れたところへ飛んでいって、
うまくすれば新しい場所で発芽して育つのだろう。
ガガイモを見たところから10mほど、林に入ってすぐの所ではテイカカズラの実がなっていた。
ほかの木からぶら下がった蔓にいくつもの実をつけている。
そして弾けた実から綿毛のついた種子が飛び出している。
ガガイモとテイカカズラの実の姿が似ていると思ったら、どちらもキョウチクトウ科だそうだ。
ただしガガイモは草本なのに対しテイカカズラは木本だ。
この両者の種は、どちらも繊細な長い綿毛が美しいですね。
そして、どちらも花の姿からは想像がつかないような姿の実。
楽しいです。でも、それぞれ1回ずつしか出会ったことありません。
どちらもキョウチクトウ科でも、草本と木本と分かれるのですねぇ。
ガガイモの花は見ても、同じ場所で実を見られないことが続いていましたが、
予期していなかったところで見つかりました。
しかも傍にはテイカカヅラの実もあって満足しました。
両者が同じ科というのは今回初めて気づきました。傍にあったからこそだと思います。
ガガイモは低い所、テイカカズラは高いところで見ることが多いです。
草本、木本と関係しているかどうかは分りません。
来年もよろしくお願いします。