横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

仲間川マングローブ

2016-04-25 06:07:57 | 旅行



竹富島から西表島につくとすぐ小さな船に乗り換えてジャングルクルーズになった。
ここは河口で橋の向こう側が仲間川だ。





仲間川は水深が浅いのでカヌーで遡る人たちも安心だ。





少し進むと川幅が狭くなって両側にマングローブが見られる。
マングローブは河口汽水域の塩分を含む湿地にある森林および生育する樹木の総称だ。





オヒルギ(ヒルギ科)
仲間川ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、マヤプシキ、サキシマスオウノキが見られるが、
オヒルギが圧倒的に多いように見えた。





地中から多数の膝根が出てくるのがオヒルギの特徴の一つだ。





ポツポツと紅い花が咲いていた。
オヒルギがアカバナヒルギとも呼ばれる所以だ。





翌日、石垣島のやいま村でオヒルギの花を間近に見ることが出来た。
ここには2つの花が見える。手前のは花弁と雄しべが落ちて紅い萼が残っている。
奥の花には萼より小さめの花弁と雄しべも見える。





ヤエヤマヒルギ(ヒルギ科)
ヤエヤマヒルギは蛸の脚のように(それ以上)多くの呼吸根を延ばしている。
ヤエヤマヒルギの花は白くてシロバナヒルギとも呼ばれるそうだ。





この板根の木はメヒルギだか、サキシマスオウノキだか、ガイドさんの説明を聞きそこなった。
仲間川の奥には樹齢400年というサキシマスオウノキがあって、大きな板根が見事だそうだ。





メヒルギ(ヒルギ科)
遠くのメヒルギに細長い実がいくつも下がっていた。





マヤプシキ(ハマザクロ科)
マヤプシキの呼吸根は細く直立し筍根と呼ばれることもある。





アダン(タコノキ科)
マングローブは汽水域を好む樹木たちが集まっているが、
川を遡るとそうでない植物も見るようになる。
アダンは細長い葉が特徴でパイナップルに似た大きな実(集合果)が出来ていた。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ポージィ)
2016-04-25 17:17:15
南の島ならではの動植物たちの特徴が面白いですね。
マングローブの森は、たしか水質浄化や豊かな生態系に大きな役割を
しているのでしたよね。大きな森が残っていることにホッとするような気持ちです。
さまざまな呼吸根に付けられた名前が、名は体を表すで楽しいですね。
花たちもほとんどが見たことのないものばかり。楽しいです。
そうそう、所属フラワー教室のテキストに載っているデザインに、
アダンの葉が使われているものがあるのです。でも全体像を知らずに
いたのが、思いがけず今日こちらで見せていただけて嬉しかったです。
こんなパイナップルそっくりの実を付けることも初めて知りました。
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ポージィ さん (おーちゃん)
2016-04-25 21:36:05
こんばんは。
いつも歩く神奈川や関東とは風景も生物たちの様子も違って面白かったです。
マングローブのことは勉強不足と観察不十分で中途半端な記事になりました。
アダンの葉がテキストに載っていましたか
全体像や実の姿を見ていただけて良かったです。
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