
神奈川県自然環境保全センターで今頃咲いている秋の花の一部。

オオモクゲンジ(ムクロジ科)は大きな木いっぱいに黄色い花をつけている。
数が多いだけに花の一つ一つは小さい。いずれ出来る袋果は大きいのだが・・・

花序には尾花と雌花が混じっている。
花の中心に赤い部分があるのが雄花だ。雌花は地味で分かりにくい。
雄花は虫が来てお役御免になるとみんな落ちてしまう。

谷戸へ向かう途中の林にはヤマジノホトトギス(ユリ科)が咲いていた。
数が少なくやや寂しい。

オトコエシ(オミナエシ科)は白い小さな花がいっぱい。もう実もできはじめていた。

谷戸でボントクタデやツリフネソウなどを見ながら奥まで進むとキハギ(マメ科)が咲いていた。
メドハギやネコハギなど一部を除くとハギの仲間は木本なのだけれど、枝垂れたりして草のようにも見える。
そのために、はっきりした木のキハギをわざわざ木萩と名付けたのだろうか。
ところで、この日は雨上がりで気温が上がったため谷戸には山ヒルが多かった。