瀬谷市民の森のあちこちで白い大きな花が咲いている。
ヤマユリだ。長い茎の先の方に2~3個の花を付けているのが多い。
花被片には黄色い筋と紅い斑があって、虫たちを蜜に誘う。
もちろん花粉を着けて受粉の助けをしてもらうのが狙いだ。
人が不用意に近づいて服に花粉を着けてしまっては、お互いに不都合だ。
長い茎の先端の方に大きな花を付けるので、お辞儀をしているものが殆どだ。
前に斜面で咲いているのを見たことがあるが、お辞儀しても地面につかないのに納得した。
市民の森では、この時期もう1種類の百合が見られる。
ウバユリだが、もう少し掛かりそうだ。
ウバユリの茎は比較的短くてしっかりしているのでヤマユリのように垂れることはない。
今年はなにか下草の背が高いような気がする。茎の下の方が隠れそうだ。